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パイオニアのDJブランドから、世界初のプロ向け「デジタル・アナログ ハイブリッド」ターンテーブル

新製品

2023/08/02 20:00

 Alpha Thetaは9月中旬に、「Pioneer DJ」ブランドから、プロフェッショナル向けデジタル・アナログ ハイブリッドターンテーブル「PLX-CRSS12」を発売する。価格は19万8000円。

PLX-CRSS12

トーンアームフリーのDVS演奏とアナログレコード再生の両対応を実現

 「PLX-CRSS12」は、アナログレコードの再生だけでなく、DJソフトウェアによるデジタルファイルを用いたトーンアームフリーDVS演奏への両対応を、世界ではじめて実現したハイブリッドターンテーブル。
 
DIGITAL VINYLモードにおける
トーンアームフリーDVS演奏イメージ

 DIGITAL VINYLモードでは、新たに搭載したMAGVEL CLAMPを使用することでレコードの操作を直接読み取り、トーンアームを介することなくデジタルファイルの楽曲をコントロールできる。針飛びの心配がなく、レコードと同じ操作感でダイナミックなスクラッチパフォーマンスを可能にするとともに、アナログレコード再生時はプロフェッショナル向けターンテーブル「PLX-1000」相当の高い操作性を継承している。
 
レコードの操作感はMAGVEL CLAMP上部
のダイヤルで調整可能

 レコードの操作感は、MAGVEL CLAMP上部のダイヤルで重さを好みに合わせて調整できるので、スリップマットやスリップシートによる調整は必要ない。また、UTILITY設定によってターンテーブルのトルクレベルや、本体前面のスイッチでのSTOP操作時にターンテーブルが停止するまでの時間の、3段階での調整にも対応している。
 
ターンテーブルの手前には4基の
PERFORMANCE PADを搭載

 ターンテーブルの手前には、MIDIマッピングが可能な4基のPERFORMANCE PADを備えており、HOT CUEやSAMPLERを素早く呼び出せるほか、パッドを搭載していないDJミキサーで演奏する場合でも、ターンテーブル上で操作できる。「Serato DJ Pro」使用時にはHOT CUE、SAMPLER、STEMS、SCRATCH BANK、ROLL、SAVED LOOP、「rekordbox」使用時はHOT CUE、SAMPLER、TRACK SEPARATION、SAMPLE SCRATCH、PAD FX1、BEAT JUMPをデフォルトのパッドモードとして使用可能で、MIDIマッピング対応なので任意の機能も割り当てられる。また、パッド1-4、5-8へのコントロールを切り替えることで、計8基のパッドを使って演奏できる。
 
各種情報を表示できる
OLEDディスプレイも搭載

 ターンテーブル上部にはOLEDディスプレイを搭載し、テンポレンジとSTEP PITCH時のKEYを表示可能で、DJソフトウェアを起動しているPC/MacとのUSB接続時には、BPM、KEY、デッキ番号も表示される。UTILITY設定にも素早くアクセスできるので、演奏中にPC/MacやDJミキサーに視線を移動することなく、演奏への集中を可能にしている。

 そのほか、トランス電源の振動と漏洩磁束を除去すべくスイッチング電源を採用し、ノイズの抑制によって高解像度な音質を実現するとともに、本体上には質量の大きい亜鉛ダイキャスト、下部には厚さ8mmの樹脂を採用することで本体構造と制振素材を最適化するなど、高音質実現のためのさまざまな工夫が施された。
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