パイオニア、プレーヤー/ミキサー一体型DJシステム「XDJ-RX」、大型ディスプレイ搭載

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2015/01/22 11:16

 パイオニアは、USB機器に保存した楽曲を使うDJ向けのプロフェッショナルモデルの機能やレイアウトを踏襲したプレーヤー/ミキサー一体型DJシステム「XDJ-RX」を、3月下旬に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は16万円前後の見込み。

XDJ-RX

 2基のプレーヤーで再生しているそれぞれの楽曲情報を同時に表示するプレーヤー/ミキサー一体型DJシステム。7インチの大型カラーディスプレイを本体中央に搭載する。

 ディスプレイは楽曲の波形情報を拡大/縮小でき、各プレーヤーの再生状態やSYNC(同期)状況などを確認しながらDJプレーができる。選曲時に楽曲のタイトルとアートワークを表示するので、ロータリーセレクターでスピーディに選曲できる。

 表示形式は、楽曲全体を視覚的に見ることができる「WAVE」表示と、帯域別に色分けした波形を表示する「WAVE ZOOM」を備える。設定したポイントまでの拍数を確認しながら正確なパフォーマンスができる「BEAT COUNT」機能を搭載する。

 上位機種のプロフェッショナルモデルと同様のボタン・ノブレイアウトを採用し、多彩なパフォーマンス機能によって、高い操作性を実現する。パフォーマンス機能は、BPMに連動してエフェクトをかけられる8種類の「BEAT EFFECTS」や、ノブを回すだけで多彩な効果を加える4種類の「SOUND COLOR FX」、ループ/リバース/スクラッチ/ホットキュー/ループスライス/ポーズ中などに、バックグラウンドで楽曲を再生する「SLIP」、ボタンを押すだけで二つの楽曲のテンポと拍位置を合わせる「BEAT SYNC」、ループ/リバース/ホットキュー/ループスライスの使用タイミングを自動補正する「QUANTIZE」などを備える。

 このほか、さまざまな機能の操作に対応したパフォーマンスボタンを搭載。USBストレージデバイスへのダイレクト録音に対応する。楽曲管理ソフト「rekordbox」にも対応しているので、DJプレイに使用する楽曲を事前に準備できる。

 インターフェースは、音声入力がPHONE/LINE(RCA)×2、マイク(XLR/PHONE)×1、マイク(XLR)×1、音声出力がMASTER OUT(XLR×1、RCA×1)、BOOTH OUT(PHONE)×1、ヘッドホン出力×2、USB A端子×2、USB B端子×1を備える。サイズは幅728.2×高さ104.2×奥行き411.9mmで、重さは8.0kg。

 パイオニアは、DJ機器事業をPDJホールディングスに3月2日をもって譲渡。「XDJ-RX」を含むDJ機器の製造・販売は、PDJホールディングス傘下のPionner DJが行う。