子どもだけでなく家族みんなで楽しめる「大人の流しそうめん」

レビュー

2022/08/19 17:00

 夏の風物詩である流しそうめんが、家庭でも楽しめると人気の流しそうめん器。ドウシシャの「大人の流しそうめん」は、迫力のあるタワー型レーンから流れてくるそうめんが、回転式の桶でも流れるため、1台で二通りの流しそうめんが楽しめる。「デザインが大人」なだけではなく、冷水キープや回転プロペラなどの工夫された機能も搭載。クオリティの高さを感じられる大人の流しそうめん器なのだ。

ドウシシャの「大人の流しそうめん」(筆者撮影)

迫力に圧巻!「大人の流しそうめん」器

 暑い日は冷たいそうめんが食べたくなる。そうめんもただ食べるだけでなく、流しそうめんで味わうとより涼しさを感じられる。

 昔ながらの半分に割った竹を使った流しそうめんも体験してみたいが、竹を手に入れたり、そうめんを流すための広いスペースを確保する必要があるので、家庭で行うのは非現実的だろう。

 そのためか、最近では家庭でも楽しめる「流しそうめん器」が多く発売されている。流しそうめん器には、桶の中をくるくるそうめんが回転するタイプと、スライダーのようにレーンをそうめんが流れてくるタイプがある。

 今回は、その二つのタイプを融合した、クオリティが高い流しそうめん器を紹介する。その名も「otona 流しそうめん」(商品名は、大人の流しそうめん)。otona(大人)流しそうめんというネーミングの通り、大人でも楽しめる商品である。

圧巻のタワー型レーン

高さ約55cmの迫力のタワー型(筆者撮影)

 まずは見た目にもインパクトのある圧巻のタワー型レーンだ。高さ約55cmのタワーから約3回転するレーンを通りながら、そうめんが涼し気に流れていく。

 スライダー型の流しそうめん器は、他にも多数販売されている。しかし子ども向けの商品が多く、大人向けのスライダー型流しそうめん器はなかなか見かけない。

 大人というネーミングからも感じられるが、子どもだけでなく大人も興奮してしまうほど、迫力のあるデザインになっている。

360度どこからでも取れる

レーンを流れた後に待つ回転桶(筆者撮影)

 高さ約55cmのスライダーを約3回転しながら流れるそうめんは、360度どこででもキャッチできる。それだけではなく、スライダーを流れ切った先には桶が待っている。

 この桶も約35.5cmあり、なかなか大きい。桶にはキャッチし損なったそうめんが流れ着くわけだが、ただたまっているわけではない。桶の中も水が流れているので、そうめんは回転しながら涼し気に泳いでいるのだ。しかも、まあまあ速いスピードで回っているため、コーナーでそうめんをキャッチするにはコツがいるほど。

 このように、大人の流しそうめんではタワー部分でスライダー式、桶部分で回転式で流しそうめんを楽しめる一石二鳥のため、タワー型レーンの近くに座れなかった人も、桶側で楽しめる。360度どこに座っても、みんなで流しそうめんが楽しめるとうわけだ。

 大人の流しそうめんは、すっきりと無駄がないシンプルなデザインなのもいい。レーン部分は透明で涼しさを感じ、桶はブラックで控えめなカラーだ。

 子どもが喜ぶようなキャラクターや派手なカラーではないため、子どもウケはいまひとつかもしれないが、インテリアの邪魔をしないところがまさに大人向けといえる。

もちろん薬味入れもついている

便利な薬味入れ付き(筆者撮影)

 大人の流しそうめんは、デザインこそシンプルだが、あるとうれしい薬味トレーもしっかりとついている。そうめんを食べる際、子どもはあまり使わないかもしれないが、大人はネギやミショウガ、大葉などの薬味があるとうれしい。

冷たいまま食べられる冷水キープ機能

冷水キープ機能(筆者撮影)

 通常、流しそうめんをするときは、氷をレーン内に一緒に流すか、各自がめんつゆの中に氷を入れて冷たさをキープすることが多いだろう。

 レーン内に氷が流れてくると麺を取りづらく、かと言ってめんつゆの中に氷を入れておくと薄くなるため、めんつゆでくつった氷を用意するなどの面倒が生じる。

 その点、大人の流しそうめんは、タワー上部に氷カップがついている。パイプでくみ上げられた水は、その氷カップを通過してレーンを流れる仕組みなので、レーンを流れる水は常に冷たさがキープされている。

 地味だが、冷たさをキープできるのはうれしい工夫である。また、給水パイプから氷カップに水が注がれる様子は、見ているだけでもさらに涼しさが増してくる。

流し番がいらない回転プロペラ

回転プロペラつきで流してくれる(筆者撮影)

 流しそうめんをする際は、そうめんを投入する役割の人が必要となる。その人は流し番になってしまい、なかなか食べられないなんてこともある。

 大人の流しそうめんでは回転プロペラというものがついている。台がプロペラで仕切られており、そのプロペラが回転しながら、自動でそうめんを投入してくれる。一口量に調節したそうめんを回転プロペラの間にセットできるため、一度セットしてしまえば、流した人もキャッチして食べられるのだ。

 しかも、タワー側面のダイヤルを回せば回転スピードを調節できる機能までついている。ゆっくりなスピードに設定すれば、焦って食べる必要もない。人数に応じて回転スピードを調整できるのも助かる。

場所をとらないコンパクト収納

 大人の流しそうめんは、高さ約55cmで桶部分を含めると、幅が約47cmとかなり大きいサイズだが、収納する際にはコンパクトにできる。

 各部品や、レーン部分すらも細かく取り外しができるため、収納したり洗ったりする際にも取り扱いやすい。シーズン終了後は、購入時の段ボールに収めてしまえるのもうれしい。

大人の流しそうめん活用法

レーンを流れるフローズンマンゴー(筆者撮影)

 迫力のタワー型流しそうめんは、大盛り上がり間違いなしだが、やはりそうめんを流すだけでは飽きてもくるだろう。そこで、この大人の流しそうめんのその他活用法も紹介しよう。

流しそうめん器に流せる具材

 例えば、そうめん以外の具材を流すのもおすすめだ。そうめんばかりでは飽きてしまうため、違った具材を投入するのだ。

 その際にポイントとなるのは、崩れにくい具材かどうか。大人の流しそうめんは、レーン部分は洗えるが、水流発生器・支柱は洗えない。支柱の給水管は付属の掃除用ブラシで洗えるが、詰まってしまうとどうにもならない。

 そのため、他の具材を流す場合は注意が必要だ。崩れにくく、水に溶け出しにくいような食材を選ぶのが良いだろう。それを踏まえた上で、筆者がおすすめする食材を紹介しよう。

野菜

 茹でた野菜や生野菜は、それほど崩れないため流しやすい。逆にブロッコリーなどは、崩れやすいためおすすめしない。また、細かく切りすぎると水流発生装置に吸い込まれてしまう場合もあるため、サイズは大きめにカットするのが良いだろう。

 星形に繰り抜いた野菜を流すと見栄えも良くおすすめだ。

ウィンナーや魚肉ソーセージ

 ウィンナーや魚肉ソーセージも崩れにくく、味変になるのでおすすめだが、焼いたウィンナーは油が浮きやすいので茹でたものを使うと少し軽減できる。

 かまぼこも水は汚しにくいが、レーンの途中で止まってしまうため、桶部分で流すのが良い。

こんにゃく

 こんにゃくは水を汚しにくい上、流れやすいためおすすめだ。玉こんにゃくなどが特に流しやすい。

フルーツ

 デザートとしてフルーツを流すのも楽しい。特にフローズンフルーツを流すと、流れるうちに程よく溶けて食べやすくなるため一石二鳥である。

ゼリー・寒天

 ゼリーや寒天もデザートにおすすめだ。しかし、取り損なって桶部分まで流れてしまうと、キャッチが至難の業になるのでレーン部分でキャッチするのが良いだろう。

アイス

 玉状になったアイスは流せないこともないが、溶けるスピードがとっても早いため、急いでキャッチするのをおすすめする。

 そうめん以外の具材を流す場合は、崩れにくく溶けにくいものを選ぶと良い。大人の流しそうめんは水流がとっても強く、桶部分ではとても早く回るためゲーム感覚で楽しんでみても面白い。

 食材用なのでおすすめしないが、スーパーボールを流したら、スーパーボールすくいのようにしても遊べるのではないかと想像も膨む。

これからの夏はクオリティが高い大人の流しそうめん器で決まり!

勢いよくレーンを流れるそうめん(筆者撮影)

 夏の風物詩である流しそうめんも、最近では家庭で簡単に楽しめる流しそうめん器が多く販売されている。大人の流しそうめんは、迫力のある高さ約55cmのタワー型。

 そうめんは、スライダーのようにレーンを滑った先の桶部分でも回転してくれるため、二つの楽しみ方ができ、360度どこからでもキャッチできる。サイズが大きいだけでなく、薬味トレーがあり、氷カップのおかげで冷水キープ機能がある。

 また、回転プロペラ付きで、そうめんをセットすれば自動で流してくれるため、流し番もいらない。大人の流しそうめんの名に恥じず、大人も満足できる工夫がある商品だ。

 今後も夏シーズンは、大人も子どもも楽しめる大人の流しそうめん器で、家族みんなで流しそうめんを楽しんでみてはいかがだろうか。(GEAR)
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