デジタルメモ「ポメラ」新型 USB Type-C対応、シナリオモード追加

新製品

2022/07/13 16:30

 キングジムは7月29日に、テキスト入力に特化したデジタルメモ「ポメラ」の最新機種「ポメラ DM250」を発売する。価格は6万280円。

ポメラ DM250

 ポメラ DM250は、バッテリ容量を向上することで、従来機種「DM200」と比較して約6時間長い、約24時間のバッテリ駆動を可能にした。
 
充電端子はUSB Type-Cに。大まかなバッテリ残量がわかるLEDも搭載

 充電端子はUSB Type-Cに変更され、新たに充電確認用LEDを搭載したことで、本体を閉じた状態でもバッテリ残量が把握できる。そのほか、本体構造の見直しによって打鍵音が静かになったため、場所を選ばずタイピングが可能になっている。
 
画面イメージ(シナリオモード)

 日本語入力システムとしては、ポメラ向けに最適化した「ATOK for pomera[Professional]」をさらに強化し、校正支援機能を追加したことでより文章作成がしやすくなった。あわせて、縦書きの脚本や台本の作成に適したシナリオモードを追加するとともに、1ファイルあたりの保存可能文字数を「DM200」と比較して2倍となる、20万字に拡張している。
 
キーボードには可読性に優れたフォントを採用、本体とキーボードの色分けも

 キーボードは、ローマ字入力やUSキーボードにおいてもっとも重要度が高い英字を中央に配置したほか、可読性が高く、圧迫感を与えることなくモダンな雰囲気を演出できる「AXISフォント」を採用した。また、本体のカラーを「DM200」よりもやや明るいダークグレーに設定したことで、キーの形を把握しやすくなっている。
 
「親指シフト」のキーレイアウトには改良した新たなレイアウトを追加

 キーレイアウトには、US配列キーボードユーザー向けにポメラ用としてカスタマイズしたUS配列を用意した。さらに、従来のポメラでも採用していた「親指シフト」には、改良したレイアウトを1種追加している。なおキーレイアウトの変更に対応する、キートップステッカーが付属する。
 
画面上での文字数やバッテリ残量の表示など、細かな機能強化も

 そのほか、iOS/Android対応の専用アプリ「pomera Link」を使用することで、本体とスマートフォン間でのファイルの送受信が可能になった。また、本体にはゴミ箱、バックアップ領域が追加され、間違って削除したり上書きしたりしてしまった場合でも、ファイルを復元できるようになっている。さらに、正規表現を用いた検索への対応、作成中のテキスト文字数やバッテリ残量の画面上への表示に対応し、テキストファイルをコード変換する機能ではコードへの変換が可能な文字数を「DM200」の約9万字から、20万字に拡張した。
 
公式オンラインストアでは250台限定のホワイトモデルも用意

 キングジム公式オンラインストアでは、ポメラ DM250の発売を記念したホワイトモデルを250台限定で販売する。ホワイトモデルは、ユーザーからの要望が多かったマットな質感で、どんなシーンでも使いやすいデザインとなっている。なお、ホワイトモデルには購入者特典として、限定カラーに合わせたナチュラルな色味の専用ケースと液晶保護フィルムが付属する。(7月13日時点、在庫なし)

 サイズは幅263×高さ18×奥行き120mmで、重さは約620g。対応無線通信は、IEEE802.11b/g/nとBluetooth 4.2。