伝統の江戸切子を採用、美しい斜光を表現したオシアナスマンタ

新製品

2022/06/10 11:00

 カシオ計算機は、電波ソーラー腕時計「OCEANUS(オシアナス)」から、サファイアガラスベゼルに江戸切子を採用し、ガラスに差し込んだ斜光を表現した「OCW-S5000EK-1AJF」を6月10日に発売する。世界限定1000本で、価格は25万3000円。

薄型メタルウオッチのOCW-S5000EK-1AJF

 これまでの江戸切子モデル同様、伝統技法を今に伝える江戸切子職人、三代秀石堀口徹氏による監修のもと、斜光をデザインモチーフとして、ベゼルのサファイアガラスリングに40本に及ぶ放射状の切子カットを施した。9時側のインダイアルを中心とした変則的な切子カットは、ベゼルリングの持ち方により削る角度や作業時間など1点ずつ微妙な調整を必要とするが、職人の研ぎ澄まされた感覚や卓越した技術により実現した。
 
江戸切子

 ベゼルカラーは、切子部分のみシルバーの蒸着を施すことでカッティングを際立たせつつ、全体には、わずかにパープルが垣間見えるブルーからブラックに変化する新開発のグラデーション蒸着を採用し、情緒的な色合いにまとめた。高度な職人技と先進技術が融合し、切子の輝きが見る角度によって変化する上質なモデルに仕上げている。
 
ブルーからブラックに変化するグラデーション蒸着

 機能面では、Bluetoothを利用したスマートフォンリンクによる時刻修正機能を搭載し、専用アプリに内蔵されている約300都市からワールドタイムの都市設定が行えるなど国や場所を問わず正確な時刻を確認できる。

 また、OCEANUSの新製品として、卓越した機能美を持つラゲッジブランド「BRIEFING(ブリーフィング)」とのコラボレーションモデル「OCW-T4000BRE-5AJR」を6月17日に発売する。価格は14万8500円。
 
OCW-T4000BRE-5AJR

 スポーティなデザインが特徴の「OCW-T4000」をベースモデルに、「BRIEFING」のアイテムでも人気の高い、コヨーテブラウンカラーを採用。文字板やバンドなど全体はコヨーテブラウンカラーでまとめつつ、文字板の3時位置に「BRIEFING」のロゴをアクセントとしてあしらった。文字板に合わせケースにはDLC処理を施し、ホーニング加工とヘアライン仕上げを使い分けることで、マットな印象に仕上げている。
 
交換用バンドも用意

 バンドは、「BRIEFING」製品に用いられているナイロンテープと同じ素材のコヨーテブラウンカラーのナイロンバンドを採用。加えて「BRIEFING」の一部アイテムにも採用されているエアバリスティックナイロンをソフトウレタンに貼り合わせたブラックの交換用バンドも用意し、シーンに合わせて好みで付け替えられる。さらに、ブラックの交換バンドと同じエアバリスティックナイロンを使用したラップトップケースが付属する。