折りたたみスマホはより手頃に! Galaxyシリーズ新製品が一挙発表

 サムスン電子は8月11日に本体を折りたためるAndroidスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」、多彩なヘルスケア機能を搭載するスマートウォッチ「Galaxy Watch4シリーズ」、左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」のグローバルモデルを今年後半に展開する新製品として発表した。なお現時点で日本市場への投入については明らかになっていない。

サムスンがGalaxyシリーズの2021年後半向け新製品を発表

価格が手頃になった5G対応の“折りたたみスマホ”

 サムスンは折り曲げ可能な有機ELディスプレイを搭載するプレミアムクラスのAndroidスマホを「Galaxy Z」シリーズとして展開している。正方形に近い約7.6インチの画面を横に開くモデルが「Galaxy Z Fold3 5G」(以下、Z Fold3)、約6.7インチの画面を縦に開くモデルが「Galaxy Z Flip3 5G」(以下、Z Flip3)。いずれも5Gの高速・大容量通信に対応する。

 2機種のグローバルモデルについては現行製品よりも手頃な価格で販売される。目安として北米での販売価格がZ Fold3は1799.99ドル(約19.5万円)、Z Flip3は999.99ドル(約11万円)。それぞれ現行モデルのグローバルモデルが発表された当時の価格に比べるとZ Fold3が200ドル、Z Flip3は500ドルほど安い。同社が今後Galaxy Zシリーズにいっそう注力する姿勢が垣間見える。

 両方のスマホに共通する特徴として、アクティブマトリックス方式の有機ELディスプレイが120Hzの高速リフレッシュレート表示に対応したことや、IPX8相当の防水対応、折り曲げヒンジ機構の剛性と信頼性を高めて、さらにコーニングによる最新世代の特殊強化カバーガラスを採用したことなどが挙げられる。
 
Galaxy Z Fold3 5G

 Z Fold3はファントムブラック/ファントムシルバー/ファントムグリーンの3色展開。本体をたたむと片手に心地よく収まるスリムな形状・デザインだ。Z Fold2に比べて本体の質量は11gほど軽くなった。
 
約7.6インチのディイスプレイを横に開くデザイン

 本体を閉じた状態でも操作できる約6.2インチの有機ELがカバーディスプレイとして搭載されている。その反対側には広角/超広角/望遠に画角を切り分けた各12MPのトリプルレンズカメラがある。
 
表側にカバーディスプレイとメインカメラがある

 Z Fold3は約6.7インチのメインディスプレイに切り欠きを設けず、ディスプレイの下に隠すようにレンズを配置した「Under Display Camera」がフロントカメラの大きな特徴だ。Galaxyシリーズのスマホに初めて採用された。カメラは10MPのシングルレンズ。

 同社の折りたたみスマホとして初めてデジタルペン「S Pen」に対応する。Bluetooth接続でGalaxyシリーズのノートPCタブレットにも併用できる「S Pen Pro」、Z Fold3専用となるBluetooth接続不要で軽量・コンパクトな「S Pen Fold Edition」を組み合わせることが可能だ。
 
Sペンによる筆記に対応した

 Z Flip3は約6.7インチの有機ディスプレイを縦に折りたたんでコンパクトに持ち歩けるデザイン。カラーバリエーションはクリーム/ファントムブラック/グリーン/ラベンダーの4色。ほかにもサムスンのオンラインストア限定モデルとしてホワイト/ピンク/グレイの3色を揃える。
 
本体を縦に降り立ったんで開閉するGalaxy Z Flip3 5G

 本体外側のカバースクリーンが1.9インチに拡大。現行モデルの約4倍の大きさとなり、通知やウィジェット、Samsung Payの支払表示などが見やすくなった。メインカメラは広角/超広角の12MPデュアルレンズ。10MPのフロントカメラはディスプレイにピンホール形状の切り欠きを設けている。
 
1.9インチのカバースクリーンとデュアルレンズカメラ。

高度な生体データのセンシング機能搭載のスマートウォッチ

 Galaxy Watch4シリーズは正円型の有機ELディスプレイを搭載するスマートウォッチ。Galaxy Watch4は軽量アルミニウムケースを採用。ケースのサイズは44ミリと40ミリの2種類。カラーバリエーションはブラック/シルバー/グリーン(44ミリのみ)/ピンクゴールド(40ミリのみ)を展開する。グローバルモデルの価格は249.99ドル(約2.7万円)から。
 
アルミニウムケースのGalaxy Watch4

 Galaxy Watch4 Classicは回転機構を持つステンレススチールケースを採用。ケースのサイズは46ミリと42ミリの2種類。カラーバリエーションはブラック/シルバーが揃う。価格は349.99ドル(約3.8万円)から。
 
ステンレスケースのGalaxy Watch4 Classic

 各機種にはBluetooth専用機と、LTEによるモバイル通信機能が使えるモデルをラインアップする。発売は8月27日以降順次展開。

 Galaxy Watch4シリーズにはサムスンのTizenとグーグルによるWear OSを統合した新しいプラットフォームが採用される。例えば、Tizenベースのコンパス機能にGoogleマップを連動させて、より正確な位置情報をトラッキングしながらマップによる道案内ができたり、使い勝手の精度向上、幅の広がりが期待されている。

 ヘルスケアやワークアウト関連の機能も充実する。本体の背面には光学式と電気式の心拍センサーを内蔵。心拍や心電図の計測ができる。またBIA(Bioelectrical Impedance Analysis)法により体内に微弱な電流を流し、体組成を推定する機能を搭載した。BMI(肥満度)や筋肉量、体脂肪率、体内水分率などの健康関連のデータが手元で簡単に計測できるスマートウォッチとして注目だ。バッテリーはフル充電から約40時間のスタミナ性能を実現。30分のチャージで10時間分の電源を確保する急速充電にも対応する。

ノイキャン搭載のシンプルな完全ワイヤレスイヤホン

 もう一つの新製品が左右独立型完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」だ。シンプルなデザインの密閉型ハウジングに、受け持つ音域を分けた2基のダイナミック型ドライバーを内蔵。アクティブノイズキャンセリングや外音取り込み機能も載せた。二つのビームフォーミングマイクによる高品位な通話音質も特徴としている。
 
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したGalaxy Buds2

 バッテリーはイヤホン単体で約5時間、ケースを合わせると約24時間の連続再生が可能。今回発表されたGalaxy Zシリーズのスマホ、Galaxy Watch4シリーズのスマートウォッチによる音楽再生に連動して、一度ペアリングしたデバイスで音楽再生を始めるとワイヤレスイヤホンが自動認識、接続相手のデバイスをすばやく自動で切り換える「Auto Switch」を搭載する。

 カラーバリエーションはブラック/ホワイト/オリーブ/ラベンダーの4色。ケースはホワイトに統一した。149.99ドル(約1.6万円)で8月27日以降に発売する。(フリーライター・山本敦)

オススメの記事