ソニー、1.1型の10倍の面積!業界最多の有効1億2768万画素「大型CMOSセンサー」を商品化

新製品

2021/03/11 13:00

 ソニーは3月9日、産業機器向けに、業界最多有効1億2768万画素のグローバルシャッター機能を搭載した、対角56.73mmの大型CMOSイメージセンサー「IMX661」を商品化すると発表した。4月にサンプル出荷を開始する予定。

ソニーの大型CMOSイメージセンサー
「IMX661」

 産業機器向けとして一般的なCマウントレンズ対応の1.1型イメージセンサーの約10倍の面積となる3.6型の大型の光学サイズに、独自のグローバルシャッター画素技術「Pregius(プレジウス)」を採用することで、多画素化と動体歪みのない撮像を実現する。
 

 また、Chip on Wafer(チップ オン ウェーハ)プロセス技術を用いた独自のデバイス構造とインターフェイス技術により、従来比約4倍の出力データレートとなる高速な画像読み出しを可能とした。
 

 さらに、高速検査などでの撮像タイミングを制御するトリガー同期、必要な領域のみを読み出すことにより後段信号処理の負荷を軽減するROI(Region of interest)、データ量を削減しつつ必要な情報を出力する階調圧縮、移動体の軌跡を検知可能な多重露出、高速移動体をブレなく撮像する短時間露光、低照度時に感度を高めることが可能な画素加算読み出しなど、産業機器向けCMOSイメージセンサーに求められる様々な信号処理機能を搭載し、多様な用途やニーズに対応する。

 これらにより、1回の撮像で動体歪みなく広い視野角を捉えられることによる高効率な撮影や、高解像度撮影による認識精度の向上、高速撮像による高い処理性能を実現する。

 例えば、高い生産性が求められるディスプレイや電子基板の検査工程で、検査精度の向上や検査時間の短縮が期待されるほか、広域モニタリング、空撮など、産業機器業界の多様な用途での課題解決に貢献するという。

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