JR東日本、定期券限定・時差通勤でポイント還元「オフピークポイント」開始

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、事前に概要を発表していた「多様化する通勤スタイルに合わせた JRE POINTの新サービス」の詳細を発表した。Suica 通勤定期券向けの「オフピークポイントサービス」、Suica利用者向けの「リピートポイントサービス」ともに、東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」で還元する。

オフピークのインセンティブとして時差通勤で毎日20または15ポイント還元する

 オフピークポイントサービスは、2021年3月15日~22年3月31日の期間限定で実施。平日の朝に、JRE POINTに登録し、専用サイトからエントリーしたSuica通勤定期券(モバイルSuica通勤定期券含む)で、対象エリアの駅で早起き時間帯(ピーク時間帯1時間の前1時間)に入場した場合は15ポイント、ゆったり時間帯(ピーク時間帯1時間の後1時間)に入場した場合は20ポイント還元する。ただし、入場・出場とも対象エリアの駅の場合に限る。ポイント還元時期は、2カ月ごとの集計月の翌月。

 対象エリアは首都圏一帯で、JR東海道線が小田原駅まで、中央線快速・中央本線が大月駅まで、JR高崎線が本庄駅までなど。一部ポイント還元の対象とならない駅や改札口がある。また、FREX 定期券、通学定期券、グリーン定期券は対象外。
 
オフピークポイントサービスの対象エリア

 例えば、対象エリア内の駅に早起き時間帯に入場し、対象エリア内の品川駅で降車すると1日15ポイント獲得でき、1カ月間に出勤日数20日と仮定すると合計300ポイント進呈される。ゆっくり時間帯だと1日当たりの付与ポイント数が20ポイントに増え、出勤日数20日と仮定すると合計400ポイント進呈される。
 
オフピークポイントサービスのポイント還元イメージと、
山手線各駅の早起き時間帯・ゆったり時間帯

 リピートポイントサービスはJR東日本の在来線全てのSuicaエリアを対象に、モバイルSuica/Suicaのチャージ残高で同一運賃区間の利用が同一月内に10回あった場合に、運賃1回分相当のJRE POINTを還元する。さらに、10回以上の場合、毎回運賃の10%のポイントを還元する。エントリーは不要。
 
リピートポイントサービスのポイント還元イメージ

 別途、利用額に応じ、モバイルSuicaなら2%(1回の利用50円につき1ポイント)、ウェブ登録済みSuicaなら0.5%ポイント還元する。PASMOなど他の交通系ICカードでの乗車、他社線のSuicaの利用はポイント還元の対象外となる。