iPhone間のSuicaの機種変更手続きは面倒だった記憶があるが、Androidスマートフォン(スマホ)では簡単だったので手順を紹介しよう。なお今回は、楽天ペイアプリ内で紹介されている、既存のモバイルSuicaとの連携手順に沿って設定した。おかげでかなり分かりやすかった。

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「モバイルSuica定期券」を推奨している(JR東日本の駅構内で6月に撮影)

 まず、もともと利用していた1台目のAndroidスマホのモバイルSuicaアプリを起動し、「会員メニュー」にログインして「携帯情報端末の機種変更」を選ぶ。次に、移行先となる新しいAndroidスマホにモバイルSuicaアプリをインストールし、同じメールアドレスとSuicaパスワードでログインすると登録情報とチャージ残高が引き継がれる。

 機種変更手続きがスムーズに進むかどうかは、「登録時に入力したSuicaパスワードを覚えているか」にかかっている。よって、モバイルSuicaやLINEのように、機種変更にあたって手元に新旧2台のスマホが必要なアプリの機種変更手続き前に、旧機種を下取りに出さないようにしよう。

 なお、モバイルSuicaは、AndroidスマホからiOS端末(iPhone)は移行できるが、iPhoneからAndroidスマホへの移行はできない。また、カード型Suicaから取り込んだ情報をカードに戻すこともできない。こうした制約があるため、機種変更にあたり、チャージ残高を使い切ってからいったん退会し、改めて新規登録した方が無難ともいえる。
 
JRE POINTをためるにはウェブサイトで登録が必要。
モバイルSuicaのSuica ID番号は一つしか登録できず、変更する場合は番号差し替えとなる

 Android版モバイルSuicaアプリの場合、JRE POINTのウェブサイトへの登録に必要なSuica ID番号は「その他」タブから確認できる。5月に楽天ペイアプリからSuicaが発行可能になったが、Suicaで私鉄やバスしか乗らない場合を除き、モバイルSuicaアプリも同時にインストールして、JR東日本のSuica導入済み在来線の乗車時に、19年10月の消費増税分相当の2%のポイントがたまるようにウェブ登録しておこう。
 
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 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、今年1~5月に販売されたスマホのうち、約8割は電子マネー(FeliCa/NFC)に対応し、モバイルSuicaやモバイルPASMO、楽天Edy、iD、QUICPayなどを利用できる。iPhoneに限ると、対応率はほぼ100%だ。
 
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 しかし、SIMフリースマホ(iPhoeは除く)に限ると、FeliCa対応率は4割に下がる。もし今後、SIMフリースマホでもFeliCa対応が標準仕様となれば、従来の乗車券対応改札機・券売機の大幅削減が予想され、空いたスペースに代わりに自販機や宅配ロッカーなど、セルフ型設備が並び、駅は、今のコンビニに近い、さらに便利なスポットに進化するだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)