タイガー魔法瓶、土鍋圧力IHジャー炊飯器の「50周年最高傑作」を発表

新製品

2020/07/17 20:30

 1970年の炊飯器の開発から50周年を迎えたタイガー魔法瓶は7月16日、「土鍋圧力IHジャー炊飯器 炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-A100」を発表した。50年の累計出荷は約7000万台を誇り、「炊きたて50周年の最高傑作」として、新CMキャラクターに市川海老蔵さんを起用してアピールする。発売日は9月10日。価格はオープンで、税別の実勢価格は12万8000円前後の見込み。

50周年を迎えるタイガー魔法瓶の「土鍋圧力IHジャー炊飯器 炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-A100」

 高い蓄熱性と高火力が特徴の土鍋による「土鍋ご泡火炊き」をそのままに、新たに仕上げ工程でごはんの甘みとハリを引き出す「丹精仕上げ」という炊き方を採用した。

 まず、本体の蓋に搭載した「多段階圧力機構」で、1.25気圧から段階的に1.05気圧まで圧力を下げていきながら、温度の変化を緩やかにすることで甘みを引きだす。そして、外気を取り込みながら熱と蒸気を排出する「ハリつやポンプ」を搭載することで、仕上げ時の余分な水分をコントロールしながら、ごはんのハリを引き出す。
 
新採用した「丹精仕上げ」

 このハリつやポンプは、保温時の「おひつ保温」でも活躍する。木製のおひつが空気や水分をうまくコントロールしながら、まるで呼吸しているかのような役割を果たしているのと同じように、ハリつやポンプは炊き上がった後も稼働して外気を取り込みながら内釜の余分な蒸気を放出。土鍋内の湿度の変化を、本物のおひつと同じような曲線になるように制御する。

 これにより、従来機種のJPG-X100と比較して、保温時に気になるにおいを約22%低減、黄ばみを約19%低減した。
 
「ハリつやポンプ」を保温にも生かした「おひつ保温」

 さらに、「一合料亭炊き」を0.5合炊きにも対応。5.5合炊きの炊飯器で1合分を炊くと、土鍋内の空間が広くなってしまい、米の一粒一粒に熱が均等に伝わりにくくなる。これを回避するために土鍋専用の「土鍋中ぶた」を使って炊くことで、1合炊きでもおいしい炊き上がりを実現する。さらに少量のお茶碗一膳分の0.5合炊きにも対応する。
 
「一合料亭炊き」で炊いた「蒸しアワビの炊き込みごはん」

 歌舞伎役者の市川海老蔵さんを起用した50周年の記念CMは、7月19日から全国でオンエア。リアルなプライベートがつづられている本人のブログの写真を使いながら、土鍋で炊くごはんのおいしさを伝える。