タイガー魔法瓶、「土鍋中ぶた」で5.5合炊飯器でも「一合料亭炊き」実現

新製品

2019/06/26 18:30

 タイガー魔法瓶は、1合炊き専用の「土鍋中ぶた」を使って最適な炊飯空間をつくりだして炊き上げる「一合料亭炊き」を搭載した5.5合炊きの土鍋圧力IH炊飯ジャー「土鍋ご泡火炊き JPG-S100」を8月1日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は12万8000円前後の見込み。

タイガー魔法瓶の「土鍋ご泡火炊き JPG-S100」

 「炊きたて」ブランドの発売から50年目を迎えるにあたって、炊きたてブランドはそのままに、最上位モデルの名称を「土鍋ご泡火炊き(ごほうびだき)」シリーズとした。土鍋による高火力と細かい泡立ちによる優しい対流を実現。土と火、泡の三つで包んで炊くことによって、甘み成分をしっかりと閉じ込めて、表面がつややかでもっちりした食感の炊き上げを実現した。

 新搭載の一合料亭炊きは、60歳以上の年配世帯や夫婦二人暮らし世帯が増えていることから、「少量炊きでもおいしいご飯が食べたい、でも家族が集まったときのために5.5合炊きも必要」というニーズを反映して開発した。



 通常の5.5合炊き炊飯器で1合を炊こうとすると、内釜の空間が広くなりすぎて熱が均等に伝わらず、おいしいご飯が炊けない。

 そこで内釜を土鍋中ぶたで閉じることで1合炊きに最適な空間をつくりだし、上下左右の全面からの遠赤効果を高めて熱のバラツキを抑えて炊けるようにした。これによって、従来の最上位機種(JPG-X100)の一合炊きと比べて、弾力性が10%、粘りが約18%アップした。
 
「一合料亭炊き」のときに「土鍋中ぶた」を使う
 
右が「一合料亭炊き」。最適な炊飯空間で炊き上げる​​​​​​

 土鍋ご泡火炊きでは、土鍋の高い蓄熱性と遠赤効果から生み出される約280度の高火力で炊く。金属鍋の炊飯器が約130度とされることから、約2.2倍の高火力だ。

 高火力で炊く内釜を受け止める本体側の受け皿も、樹脂製だと溶けてしまうため、土素材の「遠赤特大土かまど」にしているのもタイガーのこだわりである。

 また、金属釜の激しい対流は米同士がぶつかり合って傷つきやすく、でんぷん成分や甘み成分が減ってしまうという。タイガーの本土鍋から発生する泡立ちは細かいため、対流する際に米同士を傷つけないクッションのような役割を果たす。これによって、でんぷん成分を閉じ込めた甘みのあるご飯に仕上がる。

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 内釜の「プレミアム本土鍋 四度焼き」は、土鍋の本場である三重県四日市市の「四日市萬古焼」を使用している。市販の土鍋よりも約2倍以上の強度があり、実際に割れることはほとんどないとのことだが、消費者の中には「土鍋は割れる」というイメージをもつ人もいる。

 そこで今回、本土鍋の割れとフッ素コーティングのはがれに対して5年間の保証をつけて、土鍋の割れるというイメージを払拭する。

 また、一合料亭炊きを記念した予約購入特典を6月25日から7月31日まで実施。実施期間中に予約購入した全員に、2万円相当の「全国都道府県47合炊き比べお米」をプレゼントする。JPG-S100の特設ホームページから購入時のレシートの画像や必要事項を記入して応募する。応募期間は、6月25日から8月19日となっている。