ミキサーは耳障りがするほどうるさい機器――。そうあきらめている人も少なくないだろう。タイガー魔法瓶が6月21日から発売する「ミキサー SKT-A100」は、そんなミキサーの「音問題」の改善を試みた。

タイガー魔法瓶の「ミキサー SKT-A100」(右)

 家族の健康を考えてミキサーで果物ジュースをつくっているのに、テレビの音が聞こえないと家族から不満そうな顔をされたら、つくっている方もげんなりだ。

 実際にタイガーの女性社員が抱えていた、早朝にミキサーを使うと大きな音で小さな子どもが起きてしまう、という悩みが開発のきっかけになったという。

 ミキサーの不快音は、ガラスのカップ内の調理物の衝突音や回転時の振動音が混ざって甲高い耳障りな音になっているのが原因だ。

 そこで、SKT-A100はカップの形状を少し高くして、内側でスムーズなトルネード水流が発生するように独自のリブを配置して衝突音を低減した。
 
トルネード水流が衝突音を低減

 また、モーター周囲を二つの壁で囲む「ダブルウォール構造」や防振ゴムを施すことで、モーターの音漏れや振動音を吸収した。

 こうすることで、従来機種の音の大きさ(SONO)が36だったのを、20まで低減。約45%カットすることに成功した。実際に操作時の音を聞くと、小さいだけでなく、低音で心地いい音に感じられた。

 さて、音が小さいと「パワーが小さいのではないか」とイメージされがちだが、SKT-A100は逆に従来機種よりもハイパワーだという。

 運転モードは「Comfort」と「Powerful」の二つあるが、「Comfort」は従来機種のハイパワー並みの設定となっている。つまり、音が静かで心地いいだけでなく、パワーもしっかりと引き出されているのだ。
 
アボカドの種も粉砕。静かなだけでなくパワーも追求

 「Powerful」は、アボカドの硬い種も瞬時に粉砕してしまうほどだ。果物には皮や種にも高い栄養が含まれているため、SKT-A100なら皮や種ごと滑らかな食感のジュースがつくれて健康にもいい。
 
アボカドの種は瞬時に滑らかな液体になった

 皮や種を別々にする手間が省ける上、栄養価の高いジュースを飲める。タイガーは、従来のミキサーではあきらめてた「音問題」を解消しただけでなく、時短や健康もサポートするユニークなミキサーを開発した。(BCN・細田 立圭志)