「嫌いな家事トップ3」の負担を軽減する「時短」家電

時事ネタ

2018/09/01 17:00

 家事に関する意識調査や夫婦間の家事分担の実態調査など、さまざまなレポートが公開されている。アイロンがけ不要のワイシャツ「i-Shirt」を販売するはるやま商事の調べによると、嫌いな家事1位は「トイレ掃除」(38.0%)、3位は「風呂掃除」(32.5%)で、2位にはシワのないスーツやシャツを着用するために欠かせない「アイロンがけ」(34.5%)が入った。

 同調査によると、アイロンがけにかける時間は「5分~10分未満」が最も多く、「5分未満」とあわせると6割を占める。所要時間が短いにも関わらず、水回りと並び、嫌い・面倒と感じる人が多い。この「アイロンがけ」をはじめ、導入すると日々の家事の負担を軽減できること間違いなしの「時短家電」をピックアップしてみた。

■各社:衣類スチーマー/スチームアイロン
負担を軽減できる家事:アイロンがけ

 衣類をハンガーに掛けたまま、スチームをあててシワを伸ばせるため、アイロン台を出す手間が省ける。シワ取りに加え、脱臭、除菌にも効果を発揮する。価格はおおむね1万円以下と手頃。専用機に比べ、やや重くなるものの、衣類スチーマーとしても使える1台2役のスチームアイロンも多い。
 
昨年、注目された衣類スチーマー。ハンガーにかけたまま使えて便利

■LG:ホーム クリーニング機「LG styler」
負担を軽減できる家事:アイロンがけ

 帰宅後、スーツなどを「LG styler」に吊しておけば、自動で衣類のしわとりや消臭、花粉除去ができる。発売から日が経ち、価格もだいぶこなれてきた。設置場所が確保できるなら検討に値する新ジャンルの家電だ。
 
LG styler

■パナソニック:全自動おそうじトイレ「アラウーノ」
負担を軽減できる家事:トイレ掃除

 「アラウーノ」は、泡で洗浄する全自動おそうじ機能を搭載した「汚れがつきにくいトイレ」。今年8月には、清潔性とインテリア性を強化した上位グレードの新モデル「L150シリーズ」も登場した。なお、パナソニックは掃除が楽な浴室「オフローラ」、10年間ファンの清掃不要のレンジフード「ほっとくリーンフード」も展開している。
 
アラウーノ L150シリーズ(施工例)

■ノーリツ:「おそうじ浴槽」
負担を軽減できる家事:浴槽の清掃(浴室清掃は必要)

 ノーリツの給湯機との組み合わせで、面倒な浴槽掃除を完全自動化。あらかじめ洗剤をセットしておけば、あとはボタンを押すだけで清掃できるので、面倒な手洗いから解放される。
 
「浴槽自動洗浄機能」を搭載したノーリツの浴槽

■各社:戸建住宅向け宅配ボックス(メカタイプ)
負担を軽減できる家事:宅配便の再配達依頼

 不在通知を見て問い合わせ、再配達を依頼するというフローは意外に面倒。配送業務の効率化という観点からも、宅配ボックスのない戸建て、集合住宅に住んでいるなら今すぐ導入したい。価格は保管可能な最大サイズ、耐久性、セキュリティ対策機能などよって変わり、最安3000円台から。
 
サイズ・価格帯はいろいろ。専業メーカーからPCサプライメーカーまで、参入メーカーも幅広い

■各社:人感センサーLEDライト
負担を軽減できる家事:照明の点灯/消灯

 照明をつける、消すといったわずかな操作でも毎日積み重ねると負担は大きい。リビングの人目につく場所、誤って消えると困る場所以外、「人感センサー」対応照明にするか、「人感センサー対応LED電球」を使用すれば、電気代をカットしつつ、ムダな時間を省ける。

アイロンがけ、風呂掃除……嫌なものこそ機器まかせに

 面倒な家事も、最新家電や、注文住宅や建売戸建てのオプションとして選択できる住宅設備の力を借りれば、実はぐっとラクになる。なかには高額のものもあるが、代わりに得られるプラスの効果は計り知れない。ライフスタイルにあわせて、積極的に導入していこう。(BCN・嵯峨野 芙美)