三菱電機の冷蔵庫といえば、凍らせた肉や魚を解凍せずに、切ったりはがせたりできる「切れちゃう瞬冷凍」が人気だ。2月21日から発売となった「置けるスマート大容量 MX/MBシリーズ」は、従来の肉や魚に加え、野菜も下ゆでなしで生のまま冷凍でき、調理で使う分だけほぐせる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」を新搭載。時短したい家事No.1の「料理」にかかる時間を大幅に削減できる。

凍っている野菜をほぐして、そのまますぐに調理できる三菱の
「切れちゃう瞬冷凍A.I.」

課題だった「野菜」を解決

 三菱の調査によると、同社製の冷蔵庫を購入したユーザーの約6割が、購入時に重視した機能のトップに「切れちゃう瞬冷凍」を上げた。購入後の機能別満足度調査でも、約9割のユーザーが満足しているという。
 
購入者の満足度が高い「切れちゃう瞬冷凍」

 「切れちゃう瞬冷凍」が人気の背景には、女性の社会進出に伴う共働き世帯などの増加で、料理する時間を短くしたいというニーズの高まりがある。しゅふJOB総研の調べでは、時短したい家事の1位が料理、2位が掃除や片付け、3位が洗濯、4位が買い物となっており、1位、2位、4位がいずれも料理に関連したものとなった。

 こうしたニーズをくみ取ったのが切れちゃう瞬冷凍なのだが、「野菜」については、生のまま瞬冷凍できないという課題が残っていた。
 
肉を切ったり、魚をはがしたり、ソースをすくえるが、野菜は課題だった

 野菜を冷凍する際は、一般的に下ゆでするが、この下ゆで作業が面倒なのと、保存袋などで小分けする作業が面倒という問題があった。

 もちろん、野菜は生で調理するのが最適だが、長持ちしなかったり、毎回、使う分だけ切る作業に時間がかかる。最近では、スーパーなどでカット野菜が袋詰めになって売られていたりするが、これも冷蔵で約3日などと日持ちしなかったり、普通に野菜を買うのに比べて割高になってしまったりする。

 そのため、週末にまとめて野菜をカットして、下ゆでしてから、1回分ごとに小分けして冷凍するなどの工夫をするが、時間がかかる。それを解決したのが、切れちゃう瞬冷凍A.I.だ。
 

 「瞬冷凍」は、通常は凍ってしまう凍結点を過ぎても食品が凍結しない過冷却現象を応用した三菱独自の冷凍技術。過冷却状態の食品に温度変化による刺激を与えることで、一瞬で氷核を形成し細胞破壊を抑えおいしく冷凍する技術だが、今回、野菜にも影響が少ない温度で刺激を与えることで、野菜を生のまま瞬冷凍することに成功したのだ。
 

 瞬冷凍した野菜は、手で簡単にほぐせるので、あらかじめ切って袋詰めした野菜を使う分だけフライパンに投入すればいい。残った分は、再び瞬冷凍室で保存するなどして、トータルで約2週間の保存が可能になった。しかも、通常の冷凍よりも歯ごたえが良く、ビタミンCなどの流出も抑制できて、おいしさを損なわない。
 
「置けるスマート大容量 MX/MBシリーズ」

 ただし、生のまま野菜を瞬冷凍できるからといって、サラダに使うことはできない。必ず加熱する必要がある。サラダをつくるときは、「朝どれ野菜室」から取り出した新鮮な野菜を使うようにしよう。

 また、従来は食材を入れて瞬冷凍するたびにパネル操作が必要だったが、「A.I.」によってユーザーの行動を分析・学習して自動で瞬冷凍するように改良されたので、食材を入れるたびに設定するわずらわしさもなくなった。

 忙しい毎日のごはん作りを少しでもラクにしたい。そう考えるユーザーにとって、切れちゃう瞬冷凍A.I.は大きな味方となるだろう。