球速や回転数などが計測できる小学生向けIoT軟式野球ボール、過度の練習抑制にも

新製品

2020/03/27 17:30

 エスエスケイ、内外ゴム、アクロディアは、IoTに対応した9軸センサーを搭載する軟式野球ボール「テクニカルピッチ軟式J号球」(TP003J)を4月1日に発売する。税別価格は2万7500円。

テクニカルピッチ軟式J号球

 「テクニカルピッチ軟式球」は、「投げるだけで球速などが測定できる軟式野球ボールがほしい」という要望を受けて開発した軟式球で、9軸センサーによって投球時の球速、回転数、回転軸、球種などが計測できる。

 動画や解析データを活用することで、身体的に発達途上の小学生が、自身の特徴や理想のフォームを認識可能なほか、投球数に管理にも対応するため、過度な練習を抑制することでケガを防げる。

 これまで見えなかった回転数や回転軸などを数値で可視化でき、感覚に頼らない指導・トレーニングが可能で、投手の育成・コンディション管理に役立つ。

 そのほか、KDDIとアクロディアが提供するスポーツIoTプラットフォーム「athle:tech(アスリーテック)」に登録すれば、テクニカルピッチJ号球・M号球・硬式球のいずれのボールでも測定データを引き継げるので、子どもから大人までの成長プロセスを記録できる。