世界中の若手研究者や起業家をおよそ1500人集め、世界的な課題について討論する国際会議「筑波会議 2019」が10月2日~4日、つくば国際会議場で開かれる。主催は、筑波大学の永田恭介 学長が提唱し産官学から集めた有識者で構成する「筑波会議委員会」。若手で構成する「ダボス会議」(=世界の首脳なども参加する世界経済フォーラム年次総会)を目指す。

 初開催の今回は、メインテーマをSociety 5.0(仮想空間と現実空間を融合させ、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会)と、SDGs(地球上の誰一人として取り残さないことを誓って設定された持続可能な開発目標。17のゴールと169のターゲットからなる)に設定。具体的には「科学技術とイノベーションは地球規模課題の解決にどう貢献するのか」「未来の健康、医療、社会システム」「AI時代における新たな働き方」「多様性、共生社会、ジェンダー平等」などを取り上げ、50を超えるセッションを展開する。
 
「筑波会議 2019」が開催されるつくば国際会議場

 1日目と2日目は招待制だが、誰でも参加できる3日目の10月4日も、さまざまなセッションを用意した。例えば、世界各国の若手研究者による「G7若手科学者会合:SDGs時代の『科学』をアップデートするシチズンサイエンス」(9時~11時30分、多目的ホール)を皮切りに、芸術家で東京藝術大学の日比野克彦 美術学部長が登壇する「東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Project アート×福祉」(13時~15時、403会場)、筑波大学図書館情報メディア系准教授でピクシーダストテクノロジーズの落合陽一 代表取締役社長がコメンテーターとして登場する「創発的な学びに向けたイニシアチブ(N高生達の挑戦)」(14時~14時40分、101会場)など多岐にわたる。また、昨年のIoI(国際情報オリンピック)の開会式にも登場したIAの「バーチャルアーティストIA ライブ上映会」(13時30分~15時、大ホール)も開かれる。(BCN・道越一郎)