三菱電機ホーム機器は8月27日、コードレススティッククリーナーの最上位モデル「iNSTICK ZUBAQ(ズバキュー) HC-JD1J」の販売を10月21日に開始すると発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は現時点で未定。ワンモーションでサッと掃除できる使い勝手はそのままに、吸引力を高めたり、回転ブラシの簡単お手入れやアタッチメントの充実を図ったりした。

三菱の「iNSTICK ZUBAQ(ズバキュー) HC-JD1J」

 同社の樋口裕晃営業部部長は、「昨年発売したZUBAQは画期的なワンモーションデザインによる使いやすさから、売価5万円以上のコードレススティックで従来のスティック型の5倍になるシェアを獲得できた。コードレススティックをさらに強化していく」との方針を語った。

 2017年度は、コードレススティックの構成比が27%で、ハンディやロボットの26%と拮抗していて、キャニスターの47%から大きく水をあけていた。それが19年度は、コードレススティックが41%とトップになり、キャニスターの35%を上回るほどに急拡大した。
 
コードレススティックが市場の主流に躍進

 こうした市場構造の変化を受けて、三菱ではiNTICKのNHX30Pを継続販売すると同時に、昨年のZUBAQ JXH30Pの後継機種となるJM1Jを7月21日に投入。さらに最上位のJD1Jをラインアップすることで、コードレススティックを3枚看板体制にした。

 ZUBAQのワンモーションデザインは、充電台にあるクリーナーの取っ手部分を持って横に引くだけでスティッククリーナーとして、上に持ち上げるだけでハンディクリーナーとして使える。
 
横に引くとスティッククリーナー、上に持ち上げるとハンディクリーナーとして使える

 開発の原点は、小さな赤ちゃんを持つ開発者が、片手で赤ちゃんをあやしながらでもサッと使えて掃除ができるようにしたいと思った実体験に基づく。

 ZUBAQのJD1Jでは、「お掃除を、まるごと軽くする。」という新しいキャッチコピーを掲げた。そこには、本体や操作感が軽いだけでなく、家事の中でも後回しにされる掃除の負担を減らすことで、掃除をする気持ち自体を軽くしたいという思いを込めているという。赤ちゃんをあやしながらでも掃除できるZUBAQの開発の原点にも通じるキャッチコピーだ。

 取っ手部のラウンド型の洗練されたデザインから、掃除機をリビングに出しっぱなしにしても違和感がなく、床掃除もテーブルの上の掃除もサッとできてしまうのだ。

 JD1Jの吸引力では、新たに自社開発の「JCモーター」を搭載。毎分12万5000回転する高性能ブラシレスDCブロアモーターにより、小型ながら業界トップクラスの高効率、高回転のハイパワーを実現した。自動車や新幹線、エレベーターなどのモーターを供給してきた三菱の技術力を結集させた。
 
自社開発の「JCモーター」は毎分12万5000回転

 お手入れでは、回転ブラシに絡まった髪の毛やペットの毛などを簡単に処理できるのも三菱ならではの製品だ。これもペットを飼っている開発者の実体験から生まれた機能で、10年に始まり、11年、14年、19年と4代まで進化を遂げている。

 回転ブラシを力を入れずに真横に引き抜くだけで毛絡みが除去できる。回転ブラシの端にあるリムーバー収納部の幅を34mmから20mmまで約40%狭くしたことで、コードレススティックタイプで初めての搭載を実現した。
 
回転ブラシの毛絡みも簡単に除去できる

 アタッチメントは、ロングノズルとアレルパンチクリーンふとんブラシのほか、新たに15束から28束に増量した毛ブラシとロングホースを同梱。テーブルやカーテン、棚の上の掃除などに便利なツールだ。

 気になる充電時間は、わずか90分でフル充電が可能。充電回数は2000回でバッテリの長寿命化につなげた。