リコーとリコーイメージングは2月25日、撮像素子に1.0型裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、ワンショットで約2300万画素の360度静止画撮影ができる「RICOH THETA Z1」を発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は11万7500円前後。3月下旬から発売する。

「RICOH THETA Z1」

 Z1は、「RICOH THETA」シリーズのフラッグシップモデル。エントリーモデルのSCシリーズとミドルモデルのVシリーズによる3ラインアップとなる。

 従来の1/2.3型から飛躍的に大型化した1.0型のイメージセンサーを搭載しながら、サイズを従来モデルより少し厚くなっただけの幅48×高さ132.5×奥行き29.7mm(レンズ部含む)にコンパクトサイズにまとめた上げたのは、リコーの執行役員SmartVision事業本部の大谷渉事業本部長が「カメラメーカとしての誇り」と称する独自レンズユニットを新搭載したからだ。
 
3回屈曲構造の独自レンズユニット

 それが超小型屈曲光学技術の「3回屈曲構造技術」。F値2.1、3.5、5.6の多段階から選択可能な10群14枚レンズから入った光は、3回の屈曲を経て2枚のイメージセンサーに到達する。
 
実際の独自レンズユニット

 レンズユニットは単にコンパクト化に成功しただけでなく、明るい場所で絞り込むことによって周辺部の解像感が向上し、画像に影響を与えるゴーストやフレア、パープルフリンジなどを効果的に抑制する高画質技術の向上にも反映されている。

 動画機能は、回転3軸補正による手ぶれ補正を採用し、4K相当の360度動画撮影が可能。他にも、JPEGのほかRAWファイル形式に対応するなど、編集を楽しみ方が増えた。

 リコーによると、RICOH THETAはYouTubeやLINE、FacebookなどSNSによるコンシューマ向けニーズに加え、不動産業や検査関連、中古車流通などビジネスユースからのニーズも高まっているという。