オーティコン、補聴器装用の習慣化をサポートする「HearingFitness」を公開

新製品

2018/10/19 15:30

 オーティコン補聴器は10月17日、同社補聴器「Oticon Opn」と連携する専用アプリ「ONアプリ」の新機能として、補聴器の装用時間などを記録できる「HearingFitness(ヒアリングフィットネス)」を公開した。

聞こえをケアする「HearingFitness」

 世界初のヒアリングフィットネス・トラッキング技術となる「HearingFitness」を利用すると、補聴器本体のインターネット接続機能を用い、ユーザーは補聴器装用時間や補聴器プログラム使用の割合を確認できる。さらに今後、日常の騒音レベルの確認や、補聴器装用のモチベーション向上につながるヒントを受けるといった、メニューの拡充を見込む。また、iOS版に続き、Android版も提供する予定。

 「Oticon ON」アプリの「HearingFitness」は、「Oticon Opn」シリーズをはじめとする「ベロックス」チップ搭載機種のうち、Bluetoothで外部機器と接続可能な機種で利用できる。オーティコンでは、「HearingFitness」で可視化した補聴器装用データもとに、継続的な補聴器装用の必要性を感じて欲しいとしている。また「HearingFitness」を通じて収集したビッグデータを、将来の補聴器技術の開発、発展のために活用する計画。

 なお、「HearingFitness」は米国で開催した「CES 2018」で、ソフトウェア・モバイルアプリ部門で「2018CESイノベーションアワード」を受賞。聞こえのフィットネス(健康管理)に特化した初の技術として注目を集めている。