最高・最速のムダ毛処理求む! フィリップスのグルーミング製品の実力は本物か?

長さは2段階で調整可能 あっという間に剃りあがる「BG1022/16」

 次に試したのが、とくに個人的に気になっている体毛の処理だ。記者はすね毛が濃いのが昔からのコンプレックス。うまく毛の量と長さを整えてくれるアイテムは意外と少ない。つるつるにしたいわけじゃなく、人に毛を見られて「濃ゆッ!」と思われなければそれでいいのだ。

 ボディグルーマー「BG1022/16」で注目したいのは、揃える毛の長さを3mmと0.5mmで調整できることだ。使用者のちょうどよいに合わせられるだけでなく、例えば「すね毛は長めがいいけど、足の甲は短くしておきたい」などの細かい要望にまでこたえてくれる。

 今回は左足を3mmで、右足を0.5mmで剃ってみた。剃り始めて、まずうれしかったのが剃れるエリアが広く、かつ剃り残しが少ないことだ。すね毛を剃ったことがある人なら分かると思うが、すね毛は癖が強くて、一度のストロークでは剃り切れないことがままある。それが「BG1022/16」だとほとんどない。膝小僧など丸みを帯びた部分だと毛が剃りづらく、かといって力を入れてしまうと肌が切れることがある。だが、このボディグルーマーだとスキンプロテクターがついているので、がしがし剃っても肌を傷つけることはない。
 
癖が強くて剃り残すことが多かったが、「BG1022/16」は一度のストロークでしっかり剃れた。
膝小僧などの難所も肌を傷つけず、処理できる

 シェーバーと同様に、剃り具合だけでなく、肌にやさしく、ケアに時間がかからないところはポイントが高い。0.5mmは見た目にはつるっと仕上がり触ると少し短い毛の感触がある。3mmは毛がうっすら残り、自然な印象だった。このあたりは部位や好みによって使い分ければよさそうだ。
 
処理前と後の比較。
左足を0.5mm、右足を3mmで揃えた

 剃り具合とは関係ないが、付属品としてシャワーコードがあるのもありがたい。風呂場や洗面所にひっかけておけば、場所をとらないし、剃りたいと思ったときにすぐ手が届く。
 
シャワーコードが付属するので、風呂場や洗面所にも置きやすい

あらゆる細かい毛に対応 常備しておきたい頼れる「NT5172/16」

 最後に試すのは、鼻毛・耳毛・眉毛など細かいパーツの毛の処理だ。これにはフェイススタイリングキットの「NT5172/16」を使う。
 
パーツに応じたアタッチメントを豊富にそろえる「NT5172/16」

 使い方は至ってシンプル。鼻毛であれば鼻穴に、耳毛であれば耳穴に入れてブレードで縁をなぞっていけばいい。
 
鼻毛と耳毛の処理中、縁に沿ってぐるっとブレードをあてていく

 なにより驚きなのは、痛みをまったく感じないことだ。鼻毛は手で抜くにしろ、ピンセットで抜くにしろ、思わず涙目になってしまう。うまく狙った毛が抜けないこともあり、非常にストレスがたまるが、「NT5172/16」は全体を手早く処理できるので、時間もかからない。眉毛もコームを先端に装着して毛の流れに沿ってスライドさせれば、均等に長さを整えることができる。

 「NT5172/16」にはブレード部分を覆うカバーとキャリングポーチが付属しているので、持ち歩きにも便利だ。今回は試せなかったが、ヒゲスターラーも同梱しており、0.5mmと3mmでヒゲを整えることができる。カバーできる範囲が広いので、オフィスの自分の机に常設しておくのもよさそうだ。

検証結果→「やさしくて、早くて、しっかり剃れる」

 以上、フィリップスのメンズグルーミングの3製品を検証してわかったのは「やさしくて、早くて、しっかり剃れる」ということだ。日常のルーティーンであるヒゲ剃りの時間を短縮できるし、そのほかのちょっと気合を入れないと剃れない部位も手軽に処理できた。これなら習慣化して、常にベストな状態をキープできそうだ。テクニックもほとんど必要ない。体毛の処理が初体験のユーザーなら「もっとはやく使っておけば……」と後悔するくらい簡単なので、記者と同じ悩みを男性諸氏はぜひ体験してみてほしい。(BCN・大蔵 大輔)

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