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モバイルバッテリー 発火リスクどう見分ける?捨て方は? 7割以上が「不安はあるけど捨てられない」

時事ネタ

2026/03/26 07:00

 モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」を展開するINFORICHが、モバイルバッテリー所有者300名を対象に行った調査で、正しい廃棄方法を「知らない」「知っているが実践していない」、発火・爆発のニュースを見て「不安を感じたことがある」、と答えた人がそれぞれ7割以上だったことが分かった。

モバイルバッテリーに関する実態調査 結果を公表

その場所、大丈夫? 保管場所トップは「他のものと一緒に収納」

 「モバイルバッテリー保管・廃棄に関する実態調査」では、半年以上使っていない放置バッテリーが「1個以上ある」と回答した人は37.7%に上り、自宅での保管場所第1位は「引き出しや棚、収納ボックスに他のものと一緒に保管」だった。
 
放置バッテリーが1個以上あると答えたのは37.7%
 
保管場所トップは引き出しや棚
2位は涼しく乾燥した場所

 ちなみに、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの専門家 宮川さんによれば、発火リスクは、「充電ケーブルにつないだまま/車の中/陽が当たる場所に置く」ことで引き起こされる「外部からの熱・エネルギー」によるものが最も高い。次いで、「引き出し・棚で他のものと一緒に保管する」など「熱がこもる・物理的に圧迫される」ことによるもの。そして、「金属と一緒に保管/水回り付近」で起きやすい「電気回路のショート」によるもの、の順だという。

リスクをわかっているけど正しく廃棄できてない 実態が浮き彫りに

判断基準には「見た目」や「発熱」
で判断といった回答も
 
正しい処分方法を「知らない・詳しく知らない」
は約6割

 約2割が保有しているバッテリーの安全確認をしていないか、判別方法が分からないという結果も明らかとなった。また、正しい廃棄方法の認知と実践状況では、「正しく廃棄できていない(知らない・詳しくは知らない・実践していない)」と答えたのは74.1%だった。
 
可燃ごみや不燃ごみで捨てたとの回答も約13%あった

 なお、「不要バッテリーを所持する」171名が処分方法として回答した中で最多だったのは「未処分(自宅に保管したまま)」(35.7%)。可燃ごみや不燃ごみとして処分したと答えた回答が13%に上ったのも注目すべき点だ。
 
最近のニュースを見て多くの人が不安を感じている

 ただ、最近のモバイルバッテリーの発火・爆発のニュースを見て「不安を感じたことがある」と答えた人は全体で74.7%となっている。これらの結果から、ユーザーがモバイルバッテリーに関するリスクは認知しているものの、正しく廃棄できていない現状が浮き彫りとなった。

発火予備軍チェックリストを公開 一つでも当てはまるなら回収ボックスに

 INFORICHでは、こうした調査結果を受け、「発火予備軍チェックリスト」を公開。「1つでも当てはまった場合は使用を中止し、自治体の指定回収または家電量販店の回収ボックスへ」と注意を呼び掛けている。

〈発火予備軍チェックリスト〉

□ 本体が膨らんでいる・変形している
→膨張はリチウムイオン電池内部でガスが発生しているサインで、最も危険な状態

□ 使用中・充電中に異常に熱くなる
→通常より発熱が大きい場合は内部劣化が進んでいる可能性あり

□ 充電の減りが以前より明らかに早い
→電池容量が著しく低下しており、化学的劣化が進んでいるサイン

□ 充電時間が以前より長くなった
→内部抵抗の増大による劣化のサイン

□ 急に電源が切れる・充電できないことがある
→内部セルの不安定な状態を示す

□ 購入から3年以上経っている
→リチウムイオン電池の一般的な寿命の目安は2~3年

□ 半年以上まったく使っていない
→長期放置により過放電・劣化が進行しやすい

□ 直射日光・車内・高温になる場所に保管していた
→高温環境は劣化と発火リスクを大幅に高める
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