エプソン販売、インクカートリッジの一部商品を仕様変更

販売戦略

2023/09/15 18:30

 エプソン販売は、同社の販売しているインクカートリッジの一部商品について、使用している電子部品の入手ができなくなり継続生産が困難な状況となったことから、2023年3月に発表した一部仕様の変更に続いて、インクカートリッジの一部仕様を変更して販売を継続することを、9月14日に発表した。

従来品では表示されていた、インク残量が少なくなった時の表示が、
仕様変更後は表示されなくなる

1枚当たりの印刷コストは変わらず

 仕様変更後の商品では、従来品では表示されていた、インク残量が少なくなった時の表示が表示されなくなるとともに、印刷可能枚数が約4.6%減少する。

 ただし、仕様変更に伴ってインクカートリッジの参考価格を変更するため、1枚あたりの印刷コストは変わらない。

 仕様変更の対象となるインクカートリッジは、「ICBK79」(フォトブラック)、「ICMB79」(マットブラック)、「ICC79」(シアン)、「ICVM79」(ビビッドマゼンタ)、「ICY79」(イエロー)、「ICLC79」(ライトシアン)、「ICVLM79」(ビビッドライトマゼンタ)、「ICGY79」(グレー)、「ICLGY79」(ライトグレー)、および「IC9CL79」(9色パック)。仕様変更後は、いずれも型番の最後に「A1」が追加される。

 仕様変更前の、「エプソンダイレクトショップ」での価格は、単色が2670円、9色パックが2万2770円だったが、仕様変更後は単色が2547円、9色パックが2万1720円となる。
 
仕様変更後の商品に追加される注意事項のイメージ

 なお、インクカートリッジのパッケージおよびインクラベルにも、型番変更や注意事項が記載される。