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秋の旅行で気を付けたい「機内トラブル」 「不快な行為」をアゴダが調査

暮らし

2023/09/05 18:00

 シンガポールのAgoda Companyは9月4日に、同社の運営するデジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」が実施した、空の旅におけるあまり愉快ではない側面に関する調査「Travel Bugbears Survey 2023」の結果を発表した。

飛行機内において不快に感じることを調査

日本の1位は「客室乗務員への無礼な態度」

 「Travel Bugbears Survey 2023」では、おしゃべりな乗客やトイレを占有する乗客といった、機内での不快な行為について詳しく調査し、快適なフライトにも不快なケースがあることを明らかにしている。

 同調査は、アジア全域の10市場を対象に行われており、パーソナルスペースへの不愉快な侵害が、飛行機の乗客のもっとも嫌だと感じる行為であることがわかった。韓国、タイ、台湾の人々は、肘掛けの取り合いやごそごそと体を動かす迷惑な音、素足から漂う不快な臭いなど、パーソナルスペースの侵害にもっとも不快感を示している。

 第2位にランクインしたのはフライトの遅延で、とりわけフィリピンからの旅行者がフライトの遅延に不快感を抱いており、マレーシア、インドネシア、ベトナムからの旅行者もフライトの遅延を不快に感じることの上位に挙げた。

 第3位には、大声でおしゃべりする隣の乗客、公衆の面前で汚れた洗濯物を干すカップル、フライト中ずっと音楽やゲームを流している騒々しいグループなどがランクインしている。オーストラリア人とマレーシア人は騒音をあまり気にしない一方、台湾と韓国の旅行者はより静かで穏やかなフライト体験を好む傾向にある。

 日本人は、静かで穏やかなフライトを好んでおり、今回の調査の対象国の中では唯一、もっとも不快に感じることとして「客室乗務員に無礼な態度をとる乱暴な乗客」を挙げている(21%)。第2位は「乗客の無礼な振る舞い」(20%)、第3位は「大声で騒ぐ乗客」(19%)、第4位は「フライトの遅延」(14%)だった。

 同調査ではあわせて、「おトクな旅行をするための方法」についても調べている。日本人旅行者が「犠牲にしても構わない」と思うことのトップ3としては、「費用のかかる旅行はそもそも見送ってしまうこと」(21%)、「フライトの付帯サービス(食事や飲み物、広い座席など)」(15%)、「早朝や深夜などの不便な時刻や理想的でない長いフライト時間を選ぶこと」(13%)だった。

 さらに、旅行者が即座に予約を入れる要因としては、「本当にお得な旅行プランに出会うこと」(42%)、「シームレスな予約の旅」(14%)、「フライトの柔軟性」(14%)を挙げている。
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