住宅ローン借入期間を最長50年に拡大、住信SBIネット銀行

金融

2023/08/07 18:00

 住信SBIネット銀行は8月4日に、住宅ローンの借入期間について最長50年までの取り扱いを開始した。

ネット銀行としては初の取組み、「フラット35」は対象外

 今回の、住宅ローン借入期間ににおける最長50年までの取り扱い開始は、円安や石油価格などによる資材価格高騰に加えて、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)および省エネといった高性能住宅の普及やニーズの高まりなどの要因で、戸建・マンションともに価格高騰の状態が続いており、住宅購入を検討する際に消費者の大きな負担となるとともに、住宅ローン借入に関してもハードルが高くなることが見込まれることや、住宅購入を検討する人の若年齢化を鑑みて行われる。

 対象商品は、住宅ローン(WEB申込コース、対面相談コース)とNEOBANK住宅ローンで、フラット35、フラットパッケージローンは対象外となる。

 利用条件は、借入時年齢が満18歳以上満65歳以下、完済時満80歳未満の、安定かつ継続した収入があり、住信SBIネット銀行が指定する団体信用生命保険への加入が認められる、国内在住の人。

 借入期間は、新規が1年以上50年以内、借り換えは「35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間」を上限とする。なお、当初35年超で借り入れた住宅ローンの借り換えは、その住宅ローンの残存期間が上限となる。

 借入金額は500万円以上2億円以下(10万円単位)で、借入期間35年超~50年以内で借入を行う場合は、住宅ローンの適用金利に年0.15%が上乗せされる。金利タイプは、変動金利タイプまたは固定金利特約タイプ(2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年・30年・35年)。

 住宅ローンの借入期間を最長50年までとする取り扱いは、ネット銀行としては初の取り組みとなる。
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