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LINEとみずほフィナンシャルグループ、スマホ銀行開業プロジェクトを中止

 LINEとみずほフィナンシャルグループは、両社傘下のLINE Financial、みずほ銀行を通じた共同出資により、「LINE」とリンクした「スマホ銀行」の開業に向けた準備を進めてきたが、このプロジェクトを中止する。

「LINE Bank」はプロジェクト終了、LINE Bank設立準備会社は解散する

金融DXの進展、安全性への関心の高まりを受け中止

 2019年5月にLINE Bank設立準備会社(出資比率LINE Financial50%、みずほ銀行50%)を設立し、「コミュニケーションアプリ内で完結する『スマホベースのメインバンク』」をコンセプトとした新銀行開業に向けた準備を進めていた。LINE Bank設立準備会社の設立時の開業目標は22年度中。

 中止に至った理由は、社会・経済環境における金融DXの進展や、提供サービスの安全性への関心の高まりなどを踏まえ、両社で慎重に検討した結果、安全・安心で利便性の高いサービス提供にはさらなる時間と追加投資が必要であり、期待に沿うサービスのスムーズな提供が現時点では見通せないため。今後、取引先・関係各社との調整を経て、LINE Bank設立準備株式会社の解散・清算手続きなどを進める予定。

 LINE Creditによる個人向けローンサービスのほか、LINE、みずほ銀行ともそれぞれ個人向け金融サービス、キャッシュレス決済サービスを提供しており、今後も顧客の利便性向上に努めていく。
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