• ホーム
  • トレンド
  • 法人向けサービスブランド「ドスパラプラス」を立ち上げ、高橋良介・上席執行役員に聞く

法人向けサービスブランド「ドスパラプラス」を立ち上げ、高橋良介・上席執行役員に聞く

販売戦略

2021/03/31 09:00

 サードウェーブは、法人向けサービスブランドとして「ドスパラプラス」を立ち上げ、サービスを4月1日に開始する。中小企業を主なターゲットとして、IT機器やソフトウェアの選定/調達、運用保守を一手に引き受けているIT担当者に寄り添ったサービスや製品を提供していくという。ドスパラプラスの正式オープンを前に、高橋良介・上席執行役員にビジョン、戦略について聞いた。

高橋良介
上席執行役員

中小企業の「ひとりIT部門」に徹底して寄り添う

――まず、法人向け新サービスブランドのドスパラプラスを立ち上げた狙いについて教えてください。

高橋 中小企業のITご担当者様は「ひとりIT部門」という言葉にも表れているように、企業内のIT機器やソフトウェアの選定/調達から導入、運用から保守、最後には廃棄までといった幅広い業務を少人数で担われています。

 そういった皆様の多くは、「ひとりIT部門」で大変だ、という気持ちを抱えています。こうした方々に寄り添えるサービスや製品の提供を目指して立ち上げたのがドスパラプラスです。ブランドステートメントとして、「孤独なIT部門に、仲間プラス、安心プラス、ドスパラプラス。」を掲げています。

――サードウェーブでは、以前より法人向けビジネスを展開していますが、あえて新ブランドとされた理由とは。

高橋 当社は20年以上前から法人様向けのビジネスを行ってきましたが、一般的にはゲーミングPCやクリエーター向けPCのメーカーというイメージが強いのも事実です。法人様向けのビジネスを手掛けていること自体をご存じない方も少なくないため、新ブランドを確立することで、当社の法人様向けのビジネスの認知度向上を図っていきます。

 そして、長年ハイエンドPCを通じて、皆様のニーズ・期待に応えてきた強みを生かし、「お客様に徹底的に寄り添うITパートナー」として、IT担当者様が、「よりよい仕事、よりよい結果、よりよい評価」を得られるお手伝いをしていきたいと考えています。

 その結果、中小企業のIT担当者様が、ドスパラプラスを通して、「ひとりIT部門でも成り立つ世界」を実現するというユニークな価値を提供します。今後、ブランドステートメントに恥じないサービスや製品の拡充を図りながら提供し続け、IT部門の方々の良きパートナーになることを目指します。

――お客様に徹底的に寄り添うということですが、具体的な取り組みを教えてください。

高橋 一つは、お客様にお気軽に相談いただけるように、さまざまなコミュニケーションツールでのお問い合わせに対応します。さらに、夏をめどに、会員限定の相談窓口としてチャットにも対応する予定ですので、お気軽にご相談いただければと考えています。
 
「ドスパラプラス」の画面

ソフトウェアベンダーとのアライアンスも強化

――ドスパラプラスのサービスを受けるにはどうしたら良いのでしょう。

高橋 まず、ドスパラプラス法人会員になっていただきます。入会費・年会費は無料です。

――サービスの特徴についてはいかがでしょうか。

高橋 さまざまな特典をご用意しています。送料やオンサイト保守サービスの優遇、会員様限定の情報提供、特別キャンペーン情報などもお届けします。ご相談は何度でも無料ですので、安心してご登録ください。

 また、新たなサービスとして、主要製品のトライアル貸し出しを始めます。このサービスではソフトウェアの動作確認や使い心地の確認などが、気軽にお試しいただけます。もう一つが、購入前の技術相談です。これは、営業担当者ではなく、技術員が直接ご対応することで、購入前に技術的な確認事項を解決し、お客様にご安心いただけるようにするものです。

――ドスパラプラスが取り扱う製品、サービスについて教えてください。

高橋 ハードウェア製品としては、Thirdwave Pro(サードウェーブ プロ)ブランドのPCからワークステーション、汎用・高性能サーバー、バッテリーレスタブレット端末まで、多彩な製品をラインアップしています。

 ソフトウェア製品は、多くの中小企業で活用されている奉行クラウド、マイクロソフト365、Autodesk製品などのオフィス、業務系のソフトから、製品の導入から廃棄まで、企業のIT資産のライフサイクルを管理する「Tascal」、直感的な操作でオフィスのレイアウトが可能な当社独自開発の「Offima(オフィマ)」などをクラウドサービスとしてラインアップし、サブスクリプションで提供します。

 また、ソリューション型ソフトとして、BIツールの「Tableau(タブロー)」やビッグデータ分析を支援する「WinFast」、録画した映像をデータに変換し、AIとコンピュータービジョンを組み合わせた定量分析を可能にする「BriefCam(ブリーフカム)」など、高度な用途にまで対応する製品をそろえています。

 サービスについては、製品の販売はもちろん、PCのレンタル、設定設置サービス、PC買取、フルカスタマイズCTO、Win7 to 10更新代行サービス、オンサイト保証サービスを提供しています。

――ハードとソフトを組み合わせたシステム販売となると、SIサービスも関わってくるのでしょうか。

高橋 SIサービスについては分野に応じて協業アライアンスで対応したいと考えております。取り扱うソフトウェアの拡充とともに、それぞれの領域で専門的なスキルをもったパートナー様とアライアンスを積極的に進めていきたいと思います。ただし、お客様から見た窓口はサードウェーブで一本化することで、お客様の利便性の向上を目指します。

――最後に、ドスパラプラスのスタートに合わせた施策があれば教えてください。

高橋 まずは4月1日に新しい法人様向けサイトがオープンします。また、「ドスパラプラス開設記念ウェビナー」を4月9日13時から開催を予定しています。テーマは、「ニューノーマル時代にIT部門が抱えるデジタル課題」として、アクタスITソリューションズの坂本社長にご講演いただきます。ご参加いただいた方には当社最新鋭ノートPCをプレゼントする企画も用意しておりますので、ふるってご参加ください。さらに、4月1日から4月30日までに法人会員登録をしていただいたお客様には、特別なプレゼントを用意しています。ぜひ、法人会員登録をお願いします。