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LINEMOの動作確認端末はVoLTE対応のiPhone 6s以降、ほかにも注意事項あり

 ソフトバンクが公開した「LINEMO(ラインモ)のサービスの詳細」に基づき、特に重要だと思われるポイントをピックアップした。申込時にSIMカード/eSIMを選べるが、問い合わせが殺到しているといい、eSIMには「上級者向け」の但し書きが加わった。

LINEMOは月間20GBで税込み2728円。
キャリアメール(MMS)はない

 LINEMOの契約対象者は18歳以上の個人。「LINE年齢認証」にも対応していて、未成年の子どもにLINEMOのSIMカードをセットしたスマートフォン(スマホ)を持たせたい場合は親(法定代理人)が契約者となり、申込フォームの利用者欄に子どもの情報を入力する。つまり、従来の大手キャリア同様、利用者登録が可能だ。ただし、eSIMを選択する場合は契約者・利用者とも18歳以上の条件がつく。
 
LINEMOのサービス概要

 契約にあたって必要な本人確認書類は、運転免許証、国民健康保険証+補助書類、マイナンバーカード、日本国パスポート、住民基本台帳カード+補助書類、社会保険証+補助書類、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者手帳(eSIM契約は運転免許証、運転経歴証明証、マイナンバーカードのみ)。運転免許未取得の学生・社会人は、マイナンバーカードを作成しておくと、こうしたオンライン申し込み時に格段に便利といえる。
 

 動作確認端末は、AppleのiPhone 6s以降のiPhoneシリーズ、第5世代以降のiPadシリーズ他と、ソフトバンク/ワイモバイルで取り扱っていたGoogle Pixelシリーズ、OPPO、シャープ製などのAndroidスマホ(いずれもSIMロック解除済みまたはSIMフリー版。ソフトバンク・ワイモバイルで購入した機種もSIMロック解除が必要)。3Gのみに対応する端末・VoLTE非対応端末は利用不可で、その他、ソフトバンク58機種/ワイモバイル25機種の動作を検証予定という。

 楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は、ホームボタンがあるiPhone(指紋認証Touch ID対応iPhone)のうち、最新の「iPhone SE(第2世代)」しか動作しないので、対応機種の多さはLINEMOのメリットといえる。
 
最新のiPhone 12はSIMカード、eSIMともに確認

 国際ローミング(世界対応ケータイ)は提供するが、LINEMOの料金プラン「スマホプラン」の月間上限20GBのカウント外となるため、別途、料金が発生する。キャリアメール(MMS)・Eメール(i)や留守番電話・転送電話、公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」は提供しない。

 最大の注意点として、ソフトバンク/ワイモバイルからLINEMOへ移行すると、キャリア決済(ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)で登録していた課金サービスは自動解約となる。キャリア決済サービスそのものは提供予定。

 LINEMOの月額料金は税別2480円だが、今年4月1日から総額表示が義務付けられるため、オンライン申込開始とともに「税込み2728円」も併記されるようになった。ドコモのahamoは税込み2970円(税別2700円)なので、LINEMOの方が242円安い。月額料金を比較する際は表記に気を付けよう。(BCN・嵯峨野 芙美)