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iPhone12/12 Proの発売3日間の売れ行き、3機種同時発売だった前年に迫る

 モデルチェンジした新iPhoneは、10月23日発売の「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」、11月13日に発売予定の「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」の計4機種。いずれも次世代通信規格の5Gに対応し、SIMフリー版であっても事務手数料を支払って5Gプランに切り替える必要があるが、au以外、現行の4G契約のSIMカードを入れ替えてそのまま利用できる可能性があり(auは5G SIMへの交換手続き必須)、SIMに関して知識のある人にとっては悩ましい。確実で安心な買い方は、ソフトバンク・au・NTTドコモからのキャリア版の購入だ。

iPhone4機種はいずれも5G対応

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、モデルチェンジ直前、2020年9月のスマートフォン(スマホ)全体に占めるAppleの販売台数シェアは、前月8月とほぼ同じ42.5%。長年、iPhoneの販売動向をウォッチしてきた記者独自の定義では、シェア6割超が「好調」、シェア4~5割が「平常」、4割を切ると「低調」となる。毎年6~8月に新モデル待ちの買い控えの傾向が強まる時期なので、8月・9月の4割水準維持は安価な「iPhone SE(第2世代)」投入のおかげだろう。
 

 iPhone 12/12 Proの発売後3日間、20年10月23~25日におけるAppleの販売台数シェアは73.0%。当然、メーカー別ではぶっちぎりの1位で、好不調を独自の定義によって判断すると「絶好調」だ。ただし、SIMフリー版を除く順位は「iPhone 12 Pro」(36.8%)、「iPhone 12」(31.0%)、「iPhone SE(第2世代)」(16.9%)の順で、値下げされた1世代前の「iPhone 11」もシェア5.4%を占めるなど、例年同様、新旧製品が同時に売れた故の数字だ。
 

 iPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxの3機種同時発売だった2019年9月20~23日の合計販売台数と比較すると、今年10月23~25日の3日間のiPhone 12/12 Proの合計販売台数は94.0%と、2機種のみにもかかわらず、かなり肉薄している。特に、キャリア版は「iPhone 5」を彷彿とさせるデザインの上位機種、iPhone 12 Proが好評を得ている。
 

 ここにコンパクトなiPhone 12 mini、LiDARスキャナ対応、超広角・広角・望遠(光学2.5倍ズーム)のシリーズ最高性能のトリプルカメラを搭載するiPhone 12 Pro Maxが加わるわけで、4機種出そろうとしばらくシェア5割超えが続きそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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