eSIMは、embedded(組み込み)SIMの略称。IIJと楽天モバイルのほか、NTTドコモも「キッズケータイ SH-03M」「ワンナンバーフォン ON 01」など、eSIM専用端末に限り、eSIM形式でサービスを提供している。
個人向けにeSIMサービス「データゼロ プラン」を提供するMVNOのIIJmio
iPhone 12/11シリーズ、iPhone SE(第2世代)、iPad Pro Wi-Fi +Cellularモデル(SIMフリー版)など、AppleのeSIM対応製品の場合、SIMカードとeSIMの二つの通信サービスを利用できる仕様なので、電話とデータ通信で異なる通信事業者を利用し、通信料金の合計を抑えるといった活用も可能だ。なおこの設定の場合、請求は二つに分かれる。
Google Pixel 3a以降はSIMカードとeSIMのデュアルスロットに対応。
ただし、5G対応機種はデュアルスロット利用時は4G通信限定となる
用途・データ残量に応じた使い分けなど、使いこなしに知識が必要なeSIMの普及は、正直かなりハードルが高いと思われるが、もし、大手3キャリアが楽天モバイル同様、手数料完全無料でeSIMサービスを提供するなら、少なくとも、販売中の「 Google Pixel 5」「Google Pixel 4a」「Rakuten mini」「Rakuten BIG」、海外発表の「Galaxy Z Fold2」など、増えつつあるeSIM対応のSIMフリーAndroidスマホの初期設定が楽になり、事務手数料分だけ確実に負担は現状より下がる。