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PayPayで140万円の不正出金、ゆうちょ銀行は新規登録・チャージ一時停止

 スマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」は、2020年1月以降の8カ月間で、ゆうちょ銀行の口座から不正な引き出しが17件あったと9月15日に発表した。計141万5141円の被害だという。9月16日9時からは、ゆうちょ銀行の新規口座登録や口座からのチャージを一時的に停止している。

ゆうちょ銀行の新規口座登録とチャージを一時停止したPayPay

 なお、いずれの被害も全額補償制度の対象で、一部はすでに全額補償の対応が済んでいる。また、9月にPayPay側でゆうちょ銀行の口座登録におけるオンライン本人確認(eKYC)を全導入して以降、不正利用は発生していない。

 ドコモ口座の不正利用問題では、メールアドレスのみでアカウントを作れることが問題になったが、PayPayではアカウント作成時に携帯電話番号を使用した2段階認証(SMS認証)を実施している。さらに、銀行口座登録に際してeKYCをすでに導入していた銀行もある。

 このほか、PayPayは不正利用対策として、連携する金融機関との協力をはじめ、システムによる不正検知や、24時間365日の選任スタッフによる監視体制を敷いている。不正利用を検知した場合、アカウントの利用を停止。被害にあった場合、全額補償する。

 PayPayは、PayPayユーザーだけでなく、現在PayPayを利用していない人についても「個人情報は第三者に渡さない、怪しいメールには返事をしないなど、ご自身でも情報管理を徹底いただきますようよろしくお願いします」と呼び掛けている。