これまで大幅還元キャンペーンを実施した実績のあるスマートフォン(スマホ)決済を、最新キャンペーンとともに紹介していく。第1クールのラストとなる第5回は、通信キャリア系で最後発のau PAY。ただ、後発ゆえの細かい配慮が行き届いた、「使い勝手の良さ」が広く伝わっているかというと、疑問は残る。

KDDIのスマホ決済サービス「au PAY」

au PAY カード紐付けで最大1.5%ポイント還元

 もともとau PAYは、現金でも銀行口座からも、指定のクレジットカードからもチャージ可能なマルチ対応のスマホ決済サービスだった。チャージ可能な銀行はauじぶん銀行、ローソン銀行のみで、auじぶん銀行なら便利なオートチャージ(一定額チャージ・リアルタイムチャージ)にも対応する。

 今年5月、au PAYブランドへの統一のため、各種サービスの名称を変更し、たまるポイントは共通ポイント「Pontaポイント」に移行。もともとPonta会員IDをもち、Pontaポイントをためていた場合はID連携によって保有するPontaポイントが増えたはずだ。ただ、連携するよりもau PAYアプリから新規にデジタルPontaカードを発行する方がスピーディで、この場合、物理カードは発行されない。一つのスマホアプリだけでポイントがたまる・つかえる仕様は、後発ならではの工夫点だろう。
 
ポイント二重取りでPontaポイントがより多くたまる。
au PAYアプリからデジタルPontaカードも発行可能で、店舗では、スマホ一つでカードの提示と決済が完結する

 クレジットカードのau PAY カード(旧au WALLET クレジットカード)は、サービス開始初年度1年間3%還元の「Visa LINE Payクレジットカード」に比べると還元率が低く、au PAYは他社の一部のクレジットカードからもチャージ可能なため、必ずしもau PAY カードを契約する必要がない。au PAY×au PAY カードの還元率は現在1.5%で、他社のクレジットカードと組み合わせても合計還元率は1~1.5%と、ほとんど差がないだろう。
 
au PAY/au PAYカードともマイナポイントポイントキャンペーンで1000円相当、
もらえるPontaポイントが上乗せされる
 
ステージ制のランクを上げると、還元率が高まるau PAY マーケット

 新たにステージ制を導入した「auポイントプログラム」の最高ランク「プラチナ」の特典も、au長期契約者の長期優待ポイントの増量と「au PAY マーケット」の還元率アップにとどまっており、ECヘビーユーザーにターゲットを絞ったプログラムに思える。つまり、買い回りによるポイントアップのゲーム性にハマる人にはおすすめだ。(BCN・嵯峨野 芙美)