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PayPay、東京都内の加盟店で発生した「クラスター情報」通知サービスを開始

 スマートフォン(スマホ)決済サービスのPayPayは6月26日、PayPayアプリで新型コロナウイルス感染症のクラスター発生情報をユーザーに知らせる「東京版新型コロナ見守りサービス」を提供すると発表。6月27日から開始する。

PayPayの「東京版新型コロナ見守りサービス」

 ユーザーはPayPayアプリでクラスター発生情報の通知を許諾すると、ユーザーがPayPayを使って決済した東京都内の加盟店舗で新型コロナのクラスターが発生した場合、決済履歴に基づいて店舗名やクラスター発生日時などの情報を知らせてくれる。

 ユーザー登録の有無やクラスター発生情報の通知を受けた事実を含めて、個人情報が東京都に提供されることはないという。サービスは、ワクチンが開発されるなど新型コロナが終息した段階で終了する予定。

 登録手順は次の通り。(1)PayPayアプリの機能一覧から「新型コロナ通知」のアイコンをタップ、(2)利用規約を読んで同意か不同意をタップ。通知の受け取り設定は、いつでもPayPayアプリ上で変更可能、(3)同意すると、利用店舗でクラスターが発生した際に、ユーザーの決済履歴に基づいてPayPayから通知を受けられる――。
 

 今回のサービスは、PayPayが2020年6月27日から東京都の新型コロナ・テックパートナーとして提供するもの。6月19日から東京都で休業要請が全面解除となり、外出する人が増えた。サービスの活用で、クラスター発生時の感染リスクの早期把握やユーザー自身の保健所などへの早期相談、また他者への感染抑止につなげたいとしている。