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宿泊予約に新型コロナの影響はあるか? 回復基調も件数回復に時間がかかる

データ

2020/06/11 15:00

 triplaは、同社が運営する宿泊施設の公式ウェブページ向け宿泊予約システム「triplaホテルブッキング」を利用している国内約300軒の宿泊施設における1月26日週~5月24日週の予約状況の集計結果を6月10日に公開した。

空室検索数は4月12日週に最低を記録。その後60%まで回復

 今回の集計は、各宿泊施設のウェブページ上で、「triplaホテルブッキング」を介して行われた、1月26日週~5月24日週における空室検索数、予約件数、宿泊件数、予約金額を集計している(「未来の宿泊チケット」による検索・予約・宿泊・売上は除く)。

 空室検索数は、2月2日に最高を記録するもののその後減少し、緊急事態宣言発令後の4月12日の週に底を迎え、最高時と比較して80%減となった。5月24日週には、最低時の約3倍となる60%まで回復している。
 
宿泊予約件数、実際の宿泊数ともに4月12日週が最低で、その後70%まで回復

 宿泊予約件数、実際の宿泊数ともに、4月12日の週に最低を記録しており、最高時と比較して宿泊予約件数が40%、宿泊数が30%まで落ち込んだ。4月19日の週以降は、予約件数が増加しつつあり、最低時の約1.8倍となる70%まで回復している。
 
施設あたりの予約金額

 施設当たりの予約金額も回復の兆しが感じられる。なお、同社では宿泊予約件数が回復基調にあるものの、実際の宿泊件数の回復に、まだ時間を要すると予想している。