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増税前駆け込みの反動大…ミラーレス一眼は昨年比3割強の減少

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、10月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数は前年同月比66.1%にとどまり、消費増税前の駆け込みの反動で大きく前年を割った。メーカー別でも、キヤノンが65.7%、ソニーが70.2%、オリンパスが80.0%と落ち込みは激しい。


 10月各週のメーカー別販売台数シェアをみると、第1週ではキヤノンが40.3%を記録したのをピークにその後は落ち始め、その分を分け合うように、ソニーとオリンパスがじわじわと上昇している。両社は抜きつ抜かれつの競り合いを繰り広げており、2位争いが白熱している。
 
 
「OLYMPUS PEN E-PL9」が2位に浮上

 シリーズ別ランキングではキヤノンの「EOS Kiss M」がトップは変わらず。注目はオリンパスの「OLYMPUS PEN E-PL9」が2位に浮上していることだ。PENシリーズからは10月17日に最新モデル「OLYMPUS PEN E-PL10」の販売がスタートしており、型落ちとなった同モデルが割安になり、人気を集めたようだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。