10月1日の消費増税導入を境に、その前後で消費者のキャッシュレス決済の利用はどう変化したのか。スマートフォン(スマホ)アプリ紹介サービス「Appliv(アプリヴ)」を運営するナイルが、10月11~18日の期間に実施したアンケート調査によると、増税前よりも増税後の方が増えていることが分かった。


 調査は、20~70代までの無作為に抽出した男女1075人のうち、「以前からキャッシュレス決済を利用している」と回答した698人を対象に利用頻度を聞いたもの。

 最も回答者数の多かった週2~3回は増税前後ともに33.5%と同じだったが、週4~5回は増税前の13.9%から増税後の14.9%に1.0ポイントアップ。ほぼ毎日使う人も、12.9%から14.6%に1.7ポイントアップした。一方で、月に数回という人は25.1%から21.6%に3.5ポイント下がった。ナイルでは、政府による「キャッシュレス・ポイント還元事業」などの各種還元施策による効果と思われると分析する。

 また、10月1日の「増税を機にキャッシュレス決済を利用しはじめた」と回答した157人に絞って聞いた利用頻度では、月数回と週1回、週2~3回がいずれも27.4%の同数だった。10月に使い始めた人でも10.2%が「週4~5回」、7.6%が「ほぼ毎日」と回答した。
 

 「増税を機にキャッシュレス決済を利用しはじめたが今は使っていない」と回答した38人にその理由を聞いたところ、「使った金額が分かりづらい」が39.5%で最も多く、次に「お金を使いすぎそうで心配」が36.7%となった。
 

 「アプリなどの使い方が分かりづらい」が7.9%と低かったことからも、UIなどの使い勝手はいいが、どれだけ使ったかなどトータル金額を把握しやすくしたり、分かりやすく表示したりするなどの課題がありそうだ。同じ調査のほかの項目については、過去の記事を参考にしてほしい。

・「PayPay」がトップ、次に人気は「LINE Pay」と「楽天ペイ」のどっち?(2019年11月5日掲載)=https://www.bcnretail.com/market/detail/20191105_144248.html
・現金派は5割、コード型スマホ決済は4.9%(2019年11月5日掲載)=https://www.bcnretail.com/market/detail/20191105_144247.html