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ホームシアター市場が前年比1.3倍の伸び、上位2社の最新モデルがけん引

 ホームシアターシステム市場が好調だ。全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年8月の販売台数は前年同月比134.5%を記録。バータイプを中心に売れ行きが伸びている。


 メーカー別では今年4月以降、ソニーが昨年の年間No.1であるヤマハを逆転し、首位を走る。3位のハーマンインターナショナルは伸び率では前年同月比214.7%と上位2社を上回る(ソニーは160.3%、ヤマハは125.4%)。

 ソニーの躍進を支えているのが、ヤマハを逆転した4月に発売したバータイプの新モデル「HT-X8500」だ。8月の機種別販売台数ランキングでは、16.3%のシェアでトップを獲得。設置性の高いスリムなボディながら、ソニー独自の「Vertical Surround Engine」で立体音響を実現するなど、高品位のシアター体験ができるのが魅力だ。
 
8月の機種別販売台数ランキングで1位を獲得したソニーの
「HT-X8500」

 一方のヤマハもロングセラーモデル「YAS-108」の後継機種である「YAS-109」を7月に発売。8月の機種別販売台数ランキングでは、さっそく2位にランクインした。下半期の商戦では、この2機種を主役にシェア争いが繰り広げられることになりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)