サウンドバーが貢献し、ホームシアターシステム市場が好調

実売データ

2019/06/04 19:17

 全国の家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計している「BCNランキング」によると、4K薄型テレビが好調だ。それを上回る勢いで好調なのが、ホームシアターシステム市場で、2018年1月以降販売台数伸び率(前年同月比)はほぼ2ケタ増を維持している。直近の19年5月では134.2%となった。同市場のメーカー別台数シェア上位は以下の通りである。

1位 ソニー
2位 ヤマハ
3位 ハーマンインターナショナル
4位 BOSE
5位 パナソニック

 ソニーのシェアに大きく貢献したのは、19年4月に発売された新製品「HT-X8500」だった。ヤマハのシェアをけん引しているのは、17年7月に発売された「YAS-107(B)」の後継モデルとなる「YAS-108(B)」(18年7月発売)だ。

 18年8月にテレビの買い替え意向者1000人を対象に実施した「テレビに関する調査」によると、47インチ以上のテレビ購入を想定している回答者のうち、サウンドバーや音響システムを一緒に購入しようとしている人は、1割強存在しており、大画面に加え、良い音で映像を楽しもうという傾向が高いことが窺える。
 
ソニー HT-ST5000

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。