家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップ。今回は、ホームシアターシステムを分析する。

販売好調も平均単価は下落が顕著

 2007年4月~08年3月の月平均販売数量を100とした場合の販売台数指数の推移では、17年7月以降で100以上の数値を継続。とくに17年12月は200を超える高い値をマークしている。
 

 販売が好調な反面、平均単価は下落が顕著だ。17年4月は3万5000円前後だった平均単価は1年で5000円程度下げて、直近3か月は3万円~3万1000円の範囲内で推移している。
 

機種別ではヤマハの「YAS-107」が覇権握る

 17年4月~18年4月のベンダー別販売台数シェアの推移をみると、ヤマハの大幅なシェア拡大が目にとまる。この1年で数値は約2倍まで上昇。逆にその影響でボーズのシェアが半減している。
 

 メーカーシェアの変動は機種別の上位5機種の販売動向を如実に反映している。ボーズの「Solo 5 TV sound system」は16年4月の発売以来、トップに君臨していた人気モデルだったが、17年10月に陥落。入れ替わるようにヤマハの「YAS-107」が首位に躍り出て、20%前後の安定したシェアをキープしている。
 

 この2機種以外の上位陣も平均単価は3万円前後もしくはそれ以下。全体の平均単価の下落はこうしたエントリモデルの伸長に引っ張られた結果だといえそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


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