2019年5月31日をもって、通常の利用料金から毎月ずっと1500円割り引く「docomo with」は新規申込受付を終了した。実店舗に先立ち、ドコモオンラインショップでは5月26日をもって新規・MNPの申込受付を終了していた。東京都内の家電量販店でヒアリングしたところ、5月最後の土日、5月25日・26日の時点で「iPhone 7」や「AQUOS sense2 SH-01L」など、性能と価格のバランスのいいdocomo with対象機種が在庫切れとなり、終了直前に駆け込もうとしても間に合わなかったそうだ。

指定の対象機種を購入するとずっと料金を割り引く「docomo with」。
ドコモオンラインショップでは、5月最後の土日で終了していた

 家族でデータ容量を分け合える「ベーシックシェアパック/ウルトラシェアパック」を契約しているドコモユーザーは、docomo with対象機種を購入すると、シェアパックの子回線として、毎月、プラス税別280円の追加の支払いが発生する(基本プラン980円+spモード300円+シェアオプション500円-割引1500円で計280円、端末代は別途必要)。この子回線では、ほとんどデータ容量を使用しない場合、シェアパックの契約プランを変更する必要がなく、わずかな金額で2台目のスマートフォン(スマホ)などに最適なサブ回線を持てたわけだ。

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、5月におけるスマホ全体のキャリア別販売台数シェアは、ドコモが33.2%を占め、他のキャリアを大きく引き離した。3月と比較すると、auは微減にとどまったが、他の3キャリア(ソフトバンク、Y!mobile、UQ mobile)のシェアをドコモが奪った格好だ。
 

 キャリア・容量を合算した5月のシリーズ別販売台数シェアでは、1位が「iPhone 8」だが、2位にシャープの「AQUOS sense2」(前月6位)、3位に「iPhone 7」(前月5位)が入った。同じくdocomo with対象機種だった「らくらくスマートフォン me F-01L」「Galaxy Feel2 SC-02L」も、それぞれ4月から順位を上げた。
 
受付終了前の駆け込みで売れたdocomo with対象機種(※価格は5月時点)

 とはいえ、「docomo with祭り」に乗り損ねた、安く買いそびれたと残念がることはない。ドコモのウェブサイトで、直近3か月間の利用状況から、おすすめの新料金プランの詳細と変更時期を教えてくれる「しっかり料金シミュレーション」を試すと、記者が4月末に契約したばかりのdocomo with適用の回線(別居の母を利用者として登録した本人名義回線)でも、「新料金プランに変更がおすすめ」とアドバイスされた。
 
docomo with適用の回線の「しっかり料金シミュレーション」の結果。ちなみに新料金プランに変更すると、
月額料金は280円から980円にアップするが、全回線を合算した支払総額は1700円ほど下がるという試算だった

 docomo withが最安になるかどうかは、実のところ人それぞれ。スマホ関連の毎月の負担をぐっと下げたいなら、MVNOを含めたキャリア乗り換えや中古スマホの利用も視野に入れつつ、一括払いで20%還元・10%還元といったキャンペーンを活用するなど、支払い方法を含めて検討しよう。(BCN・嵯峨野 芙美/ファイナンシャルプランナー)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。