2018年6月18日に大阪府高槻市や枚方市などを襲ったマグニチュード6.1、最大震度6弱の大阪府北部地震は、高槻市で9歳の女児がブロック塀の崩落に巻き込まれて死亡するという痛ましい事故を含めて、死者4人、全壊9棟、半壊87棟、一部破損約2万7000棟などという甚大な被害を及ぼした。こうしたことから家電量販では、防災対策商品を常設コーナーに展示するなどの取り組みが増えた。大阪に本社を構える家電卸の電響社が5月22日と23日の2日間で開催した秋・冬向けの商談会でも、重点商材としてアピールする。

電響社が提案する防災対策商品

 担当者は、「地震のときは広域に停電が発生して、スマートフォン(スマホ)の充電切れやつながらないといったことが起きた。明かりの確保とラジオがあらためて見直された」と振り返る。

 実際に大阪府北部地震では、大阪府や京都府、兵庫県でNTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクなどの基地局が停電や設備故障により停波するなどの被害が発生し、充電済みのスマホでもつながらない状況が起きた。そんなときに、ラジオを聞くことで、避難場所の状況や停電やガス、水道などインフラ復旧状況の情報を収集して安心したのだ。

 同社では、8月下旬からZEPEALブランドの「防水充電ラジオランタン DJL-H265」や「手回し充電ラジオライト DJL-H363」を発売する。

 DJL-H265は、置いたり吊したりできる2WAYで、3段階の調光とUSB充電ができる。オート選局のAM/FMラジオが聞ける。価格はオープンで、税別の実勢価格は3980円前後の見込み。
 
ラジオが標準装備のランタン

 DJL-H363は、単4形乾電池やUSB給電のほか手回し充電にも対応するため、電源がなくても安心だ。ライトもついているので簡易ランタンになると同時に、2200mAhの大容量でスマホの充電にも対応する。もちろんAM/FMラジオが聞ける。価格は3980円前後の見込みだ。