ゲオ、中古の高級ブランド強化へ おお蔵を完全子会社化

経営戦略

2019/04/08 19:30

 ゲオホールディングス(ゲオHD)は4月8日、ブランド品のリユースを手掛けるおお蔵の発行済み全株式を取得すると発表した。

ゲオHDが完全子会社化するおお蔵の新宿歌舞伎町店

 ゲオHDは衣類や家電などの総合リユースショップ「セカンドストリート」を運営している。今回、時計やバッグなど高級ブランド品のリユース卸売業やオークション市場の運営を手掛けるおお蔵を完全子会社化することで、これまで手薄だったブランド品を強化するのが狙いだ。
 
今回の買収で「セカンドストリート」などの品揃えを強化する

 おお蔵は2004年に設立し、16年に新宿歌舞伎町、18年に上野御徒町へ小売店を出店するなど急速に成長している。今後は、ゲオHDから若干名の非常勤取締役を派遣する予定だが、おお蔵の古賀清彦代表取締役社長や取締役らが引き続き経営にあたる。