スマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」で12月4日にスタートとなった「100億円あげちゃうキャンペーン」は、賛否両論がありながらも、わずか10日間で上限金額に達し、大盛況のうちに終了を迎えた。現在は、「LINE Pay」が決済金額の20%を還元するキャンペーンを展開しており、スマホ決済サービスの話題を目にしない日はないほどに活況だ。12月17日には、Origamiが提供する「Origami Pay」も全国の吉野家で決済金額から190円割り引くキャンペーンを開始。さっそく店舗で試してみた。

Origami Payで吉野家の牛丼を半額で食べてきた

 Origami Payは、ローンチ時期が2016年5月と早い。後発のLINE PayやPayPayと比べて認知は低いが、ローソンやロフト、無印良品、つるやゴルフなど、さまざまな業種の店舗が導入しており、利用可能店舗数は全国2万カ所以上に上る。また、導入店舗と組んだ独自のキャンペーンを頻繁に実施しているのも特徴だ。

 今回、キャンペーンを展開する吉野家は12月3日からOrigami Payに対応。通常時は決済金額の2%割引だが、12月17~31日の期間は税込300円以上の決済で割引金額が190円になる。吉野家の牛丼並盛は一杯で税込380円なので、割引によって半額になる計算だ。

 記者が訪問したのは、東京・千代田区のJR神田駅店。店の入口にはキャンペーンの告知はなく(12月から全店舗で使えるようになった交通系電子マネー対応のペナントはあった)、ちょっと不安になったが、とりあえず入店した。
 
吉野家 JR神田駅店。入口にキャンペーンの告知はなかった

 Origami Payは利用にあたって、銀行口座もしくはクレジットカードを登録する必要がある。銀行が11行、クレジットカードがMasterCardとVISAに対応している。PayPayやLINE Payはアプリに現金をチャージする必要があるが、Origami Payは登録した口座もしくはカードから自動で引き落としとなる。店舗のQRコードをスキャンするか、ユーザーのQRコードもしくはバーコードを読み取ってもらうことで決済できる。
 
事前に銀行口座もしくはクレジットカードを登録すると使用できる。チャージの必要はない

 店内にもキャンペーンに関する告知がなかったので、念のために店員さんに確認してみた。質問から少し間はあったものの、「スマホ決済で半額になるキャンペーン」と伝えると、「あ、やってます!」という反応が返ってきた。まずは一安心。牛丼並盛(つゆだく)を注文した。キャンペーン初日の昼間だったが、店内はそこまで混み合っておらず、5分程度で丼が運ばれてきた。この時点で、まだ伝票は「380円」のままだ。
 
牛丼並盛(つゆだく)。通常なら380円

 完食してレジに伝票を出し、いよいよ決済。「(支払いは)Origami Payで」と伝えてバーコードを提示すると、店員さんがバーコードリーダーで読み取って即座に支払完了通知が届く。念のため、アプリ上から電子レシートを確認すると決済金額はきちんと「\190」となっていた。ちなみにTポイントカードを持っているなら、こちらのポイントも加算される。
 
アプリ上から電子レシートを確認すると決済金額はきちんと「\190」となっていた

 LINE PayやPayPayのキャンペーンは“ポイント還元”なのでポイント付与に1~2カ月かかるが、Origami Payは割引なので即座に適用される。「チャージすると残りの端数がもったいない」「後日のポイント付与は忘れそう」などの理由でスマホ決済キャンペーンに乗れていなかった人にも試しやすいといえそうだ。(BCN・大蔵 大輔)