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4キャリア5Gサービスエリアをチェック! 楽天モバイルは拡大予定を公開中

 第4のキャリア(MNO)として2020年4月に携帯電話市場に参入した楽天モバイルのメインは4G LTEだが、他社同様に5Gサービスも展開している。公式サイトでは、マップ表示の「5Gサービスエリア(ミリ波・sub6)」と、リスト表示の「2022年3月末までの5Gサービス拡大予定エリア」を公開中だ。
 

楽天モバイルの5Gサービスエリア。広範囲で見ると、まだ大半は楽天回線4G LTEエリアだ

 5Gサービスエリアマップでは、ミリ波エリアを淡い青、sub6エリアを淡い黄色で表示。東急二子玉川駅周辺のほか、首都圏各地に淡い青のスポット(ミリ波エリア)と、多くの場合、そのミリ波スポットに隣接するかたちで淡い黄色のsub6エリアが点在している。なお、あくまでサービスエリアマップは目安であり、その地点で確実にミリ波・sub6で通信できるわけではない。
 
楽天回線 ミリ波エリアの多いエリアの拡大図。濃いピンク(4G)・淡い青(5Gミリ波)、
淡い黄色(5G sub6)の塗り分けでわかりやすい

 また、5Gサービス拡大予定エリアのリストによると、22年3月末までに、5G sub6エリアは、東京都内は福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町の3市・3町付近のみだが、埼玉県内は行田市、秩父市、飯能市など計28の市と町付近、神奈川県内は三浦市、南足柄市、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町など計9の市と町付近に拡大予定だ。他の道府県も、結構な数の市町村名が「拡大予定エリア」に挙げられている。
 
埼玉・千葉の2022年3月末までの5Gサービス拡大予定エリア(市町村別)

 5Gのミリ波とsub6の違いは、NTTドコモの「瞬速5G」の説明が分かりやすく、過去記事を参照していただきたい。5G専用の新周波数のうち、28GHz帯がミリ波、4.5GHz・3.7GHz帯がsub6となる。5G対応iPhone(iPhone 12/13シリーズ)はミリ波非対応なので、楽天モバイルSIMとiPhone 12/13シリーズの組み合わせで使うなら、サービスエリアマップの濃いピンク・薄いピンクと、淡い黄色のエリアだけチェックしておけば十分だ。
 
日本国内の5G用周波数の割当。ミリ波は4社それぞれ1枠の割当だ(出典・総務省 )

 なお、ローミング(パートナー回線)は今年12月末をめどに順次停波していく予定。楽天モバイルは、ローミングサービス終了・自社回線への切り替えによって、電波がつながりづらいなどのトラブルが生じた際は、問い合わせフォームまで連絡してほしいと呼びかけている。4G LTEにも課題が残っているが、最新iPhoneやAndroidスマートフォンでより高速に通信可能な5G(ミリ波・sub6)についても今後のエリア拡大に期待したい。(BCN・嵯峨野 芙美)