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汎用性が高すぎる「○○しか勝たん」、推しでも酒でも何でもアリ!?

時事ネタ

2020/12/26 13:00

【いま注目のトレンドワード・15(ミーム編)】 インターネット上で拡散されていくミームの数々。かつての“2ちゃんねる用語”などはインターネットのヘビーユーザーが使用していたものの、最近ミームを生み出しているのは主に女子高生などの若者たちだ。今回は、“若者ご用達アプリ”のTiKToKやTwitterなどで使われている「○○しか勝たん」を紹介しよう。

いつの時代も推しに勝るものナシ!

 今年6月にAMFが発表した「2020年上半期の流行語大賞」では、「コトバ部門」の第1位に「○○しか勝たん」がランクインしている。意味が通らない言葉に思えるが、どのような意味で使われているのか。

 例えば、「推ししか勝たん」というフレーズは頻繁にツイートされている。このように、「○○」には推しの名前や、好きな言葉を入れるのが正しい使い方。“しか勝たん”という言葉通り、“それに勝るものはない”という意味で使われているようだ。

 実際に、Twitter上で調べてみると、「髪の毛切りたいけどポニーテールしか勝たん」「やっと仕事終わって今帰宅…。酒しか勝たん!!」など、さまざまな使い方があった。推しについてのツイートも多いものの、○○に入るものは“大好きな物や人”だけではない。場合によっては“今○○してる”という意味の“なう”のように使われている。

 また、似たような表現として「優勝」という言葉も存在。一般的には、大会などで使用することの多い言葉だが、SNSでは違った意味合いを持つ。実は、こちらも“ほかに勝るものはない”といった意味。Twitterでは、「今日の嵐のコンサートは相葉ちゃんが優勝!」「昼間からストロングゼロで優勝してる」などと使われていた。

 現在、流行しているミームの中では、比較的シンプルな○○しか勝たん。とはいえ、ミームは廃れるのも早いので、流行しているうちに一度は使ってみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている