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外出自粛でドラレコの販売鈍化、新モデル登場でトップシェア争いが僅差に

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、3月のドライブレコーダー(ドラレコ)の販売台数は前年同月比78.5%。2月に引き続き、2ケタの大幅減を記録した。外出自粛の影響で販売が鈍化しており、行楽シーズンに向けて活況になる商戦で苦戦を強いられている。


 メーカー別の販売台数前年比は、メーカーシェア1位のコムテックが78.1%、2位のJVCケンウッドが95.7%、ユピテルが67.9%。JVCケンウッドのみ平年並みを維持しており、コムテックとのシェア差を4.3ポイント差に詰めた。週次の推移では、3月16日週にJVCケンウッドが1月20日週ぶりにコムテックを上回った。
 

 機種別の販売台数シェアでは、コムテックの「ZDR-015」が前月から1.5ポイント落としたものの首位を死守。数字を伸ばしているのが、2019年11月発売のJVCケンウッドの「DRV-MR745」。同社の好調を支えている。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。