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チューナー搭載4Kテレビが買い時に突入、4万円台製品も登場で

 4K・8Kの実用放送「新4K8K衛星放送」が始まって4カ月。対応4Kチューナー付きのテレビの価格がだいぶ下がってきた。この2月で最も売れたのがシャープの「4T-C50AN1」で平均単価(税別、以下同)は13万9000円と15万円を切る。

 販売台数ランキング2位から4位までの製品はさらに安く、いずれも10万円を軽々と下回っている。2月に販売された4Kチューナー付きテレビで最も安かったのがハイセンスの「43A6800」。43型でランキングは9位ながら、なんと5万8000円という安さだ。直販限定のためランキングには登場しないが、ピクセラは40型で4万円台半ばの製品を販売している。
 

 現在、主要メーカーで4Kチューナー搭載テレビを販売しているのは5社。昨年6月に東芝が先行して発売。2018年中に三菱電機、シャープ、ハイセンスの3社が続いた。今年に入りパナソニックも販売を開始し、あとはソニーの発売を待つばかり、という状況だ。2月現在、4Kチューナー付きのテレビ全体の平均単価は13万5000円。チューナーなしでも12万円ちょうどと価格差もごくわずかだ。これから買うならチューナー付き、という流れになっている。
 

 特に秋の消費税増税前の駆け込み購入で人気は高まりそうだが、ここ数年、メーカー各社は極力過剰在庫を抱えないよう控えめに生産する傾向が強い。増税直前ではほしい製品が売り切れてしまう恐れもある。これまで高級品と思われがちだった4Kチューナー付きのテレビも、ここまで値下がりすれば狙い目だ。在庫が潤沢な今のうちから購入を考えた方よさそうだ。(BCN・道越一郎)


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