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幸楽苑が楽天ポイントに対応、キャッシュレス決済の導入についても言及

経営戦略

2019/01/29 17:00

 楽天と幸楽苑ホールディングスは1月28日、東京・紀尾井町で会見を開き、1月29日から「幸楽苑」全517店舗で楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を利用可能にすると発表した。

幸楽苑で楽天ポイントが利用可能になった

 29日からは、楽天ポイントのカードかアプリを「幸楽苑」の会計時に提示して、「楽天スーパーポイント」を貯めたり、使ったりできるようになる。サービス開始日から、オリジナルデザインの「幸楽苑楽天ポイントカード」を発行し、2月28日まで各店舗で無料配布する。また、キャンペーン期間中は「幸楽苑」での会計時に付与するポイントを2倍にする。

 幸楽苑ホールディングスの新井田昇社長は、「足を運んでいただく楽しさ、来店客がわくわくする体験、快適な居心地を提供できる、未来の飲食店に向けて、一歩を踏み出すべく、楽天と連携していく。キャッシュレス化については、手数料が来店客と収益にどのような影響を及ぼすか、確かめながら、段階的に進めていく」と語った。
 
新井田昇社長

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は、「ポイントカードだけでなく、AIを使った新しい取り組みで協力していきたい。将来的には、楽天Payとの融合だったり、収集したデータから新しいメニューを開発したりと、ユーザーエクスペリエンスの向上に力を入れていきたい」とコメントした。
 
三木谷浩史会長兼社長

 ポイントカードの導入に加え、両社は今後、さまざまなサービスと連携した企画を展開していくという。例えば、顧客との新たなコミュニケ―ションを目指した取り組みとして、楽天の研究機関「楽天技術研究所」が開発したAI搭載のデジタルサイネージ「幸楽苑 UmaAI くじ」を対象店舗に導入する予定だという。
 
幸楽苑 UmaAI くじ

 幸楽苑 UmaAI くじは、AIを活用した画像認識技術により、来店客の顔から、年齢や性別などを推定し、「幸楽苑」のおすすめメニューを提案する。さらに、「クーポンくじ」の発券機能を備える。