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キングソフトが新クラウドサービス「WPS Docs」を提供開始、「WPS Office」がクラウド上で利用可能に

 キングソフトは9月30日に、総合オフィスソフト「WPS Office」の流れを継ぐ、新たなクラウドサービス「WPS Docs」の提供を開始した。無料版と、年額4560円(6カ月プランは2520円)の有料版を用意する。

「WPS Office」がクラウドサービスになって登場

 WPS Docsは、WPS Officeをクラウド化することで、時間や場所、アクセス方法にとらわれず、自由なファイル共有・編集といったコラボレーションを実現するサービス。インターネット環境があれば、端末を問わずどこからでもアクセスが可能で、ファイルの同時編集など、テレワークを促進する機能を搭載する。

 1アカウントあたり最大20GB(無料版は1GB)のオンラインストレージや、「文書作成」「表計算」「スライド作成」といったオフィス機能を、ウェブブラウザ、モバイルアプリ、PCデスクトップアプリから利用できる。さらに、PCでは.docx、.xlsx、.pptx、.pdf形式のファイルを1つのウィンドウに表示する独自機能「オールインワンモード」も搭載している。

 WPS Docsのアカウントを持っている人同士なら、オンライン上でのファイルの同時編集が可能で、ファイルのオーナーが編集エリアや編集範囲を設定できるので、誤入力や削除といった情報の変更を防げる。また、オンラインストレージ上には、大容量ファイルを手軽に共有可能な、共有フォルダも作成できる。

 WPS Docs上で編集したファイルは、オンラインストレージに自動保存され、保存したファイルから過去バージョンへの復元も可能で、変更履歴は直近の変更だけでなく、当日中、過去3日間、過去7日間と期間をさかのぼって確認できるので、任意の“少し前の状態”にも戻せる。

 ほかにも、PDF編集機能を備えるほか、Google、Apple ID、LINE、FaceBook、Twitter、Dropbox、WeChatといったアカウントでのログインに対応しており、履歴書や請求書、見積書などビジネスで使われるものから、グリーティングカード、レター、家計管理表といったパーソナルユースまで、250を超える無料テンプレートが付属している。

 対応OSは、Windows 10/8.1、macOS 10.12以降、Android 5.0以降、iOS 12.0以降。

 無料版は、1GBのオンラインストレージと、ウェブ版オフィスソフトを利用可能。使用中には広告が表示される。

 有料版は、20GBのオンラインストレージ、ウェブ版オフィスソフト、デスクトップアプリケーション版オフィスソフト、PDF作成・編集機能を利用でき、広告表示はない。