オーティコン補聴器、360°自然な聞こえを実現する小児用補聴器2機種

新製品

2020/01/14 17:05

 オーティコン補聴器は、自然に周囲360°からの音を子どもに届ける小児補聴器シリーズ「オーティコン オープンプレイ」と、高度・重度難聴に対応するパワー型小児補聴器「オーティコン エクシードプレイ」を1月22日に発売する。価格はどちらもオープン。

オーティコン オープンプレイとオーティコン エクシードプレイ

 オーティコン オープンプレイとオーティコン エクシードプレイ共に、同社の技術「オープンサウンドナビゲーター」を採用し、周囲360°の音を超高速処理で分析し、音のバランスをはかって不要なノイズを抑制することで、さまざまな方向からの音の情景を届け、最適な学習機会の実現をサポートする。

 静かな環境からにぎやかな環境まで、360°全方向からの音を届けると共に、聞きたい音声に自然と注意を向ける力をサポートし、より多くの言葉の手がかりを届け、聞くことの労力を軽減することで偶発的な学びを支援し、若い世代の脳の発達と成長に必要な刺激を届ける。

 ほかにも、ハウリングを発生前に検知・抑制する独自技術「オープンサウンドオプティマイザー」によって、親に抱きかかえられたとき、帽子をかぶるときなど、人や物が補聴器のマイクに近づいた際に発生するハウリングを発生する前に抑制することで、必要な音を下げることなく最適な聞こえが保てる。

 両機種共に「Made for iPhone」の認定を取得しており、iPhoneなどとの直接接続が可能なほか、スマートフォンタブレット端末との接続に対応する。また、別売のコネクトクリップを併用することで、補聴器をワイヤレスヘッドセットに変換し、音楽や通話の音質を向上できる。

 オーティコン オープンプレイは、スタイルが「ミニRITE」「ミニRITE T」「ミニRITE R(充電式)」「耳かけ型プラスパワー(BTE PP)」の4種類。カラーは全12色をそろえている。

 オーティコン エクシードプレイは、スタイルが「耳かけ型スーパーパワー」「耳かけ型ウルトラパワー」の2種類。カラーは全12色を用意した。

 あわせて、オーティコン オープンプレイやオーティコン エクシードプレイをはじめとする同社の2.4GHzワイヤレス通信に対応した補聴器に、ダイレクトに音声を届けられるワイヤレスリモートマイクシステム「EduMic(エデュマイク)」を発売する。
 
EduMic

 EduMicは、オープンサウンドナビゲーターを採用し、教育現場で一般に使用されているワイヤレス通信システムの受信機(ユニバーサル3ピンタイプ)を接続し、子どもの胸元に取り付けて送信機からの音声を直接聞ける。税別価格は9万8000円。