東京電力EPの高齢者見守りサービス付き分譲マンション、駅直結シニア向け物件に

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2019/02/04 18:00

 東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)とサンヨーホームズは2月1日、高齢者が健康に暮らしていくための新サービスの検討などを目的に基本合意書を締結した。

 取り組みの第一弾として、茨城県牛久市ひたち野にサンヨーホームズが建設する24時間365日有人管理のシニア向けマンション「(仮称)ひたち野うしく駅直結シニアプロジェクト」の全戸に、東電EPが2017年8月から個人向けに提供している高齢者見守りサービス「遠くても安心プラン」を導入する。
 
「(仮称)ひたち野うしく駅直結シニアプロジェクト」の外観イメージ

 「遠くても安心プラン」は、分電盤にエネルギーセンサーを設置するだけで、エアコンや炊飯器などの家電の利用状況を分析し、センサー設置宅の暮らしぶりを遠隔で確認できるサービス。管理会社(サンヨーホームズコミュニティ)もアラートメールを受け取り、必要に応じて訪問する。

 東電EPの「遠くても安心プラン」をマンションに一括導入するのは今回が初めて。スマートフォン・PCに加え、スマートスピーカーにも対応しており、アラートメール受信者は、「おばあちゃんの今の様子を教えて」などと呼びかけ、安否や状況を簡単に確認できる。通常料金は、年2回までの無料訪問確認サービス込みで月額2980円。なお、3月31日まで月額料金3カ月無料キャンペーンを実施している。
 
「遠くても安心プラン」のサービスイメージ。猛暑の日にエアコンを使用していない、
深夜に頻繁にレンジを使っているなど、平時とは異なる家電の使い方をした時にメールで通知する

 「(仮称)ひたち野うしく駅直結シニアプロジェクト」は、東京都心部通勤圏のJR常磐線「ひたち野うしく」駅から徒歩1分の立地で、駅とペストリアンデッキで直結する。地上14階建、総戸数226戸(他に店舗2区画)。専有面積は44.39~82.19平方メートル(1LDK・2LDK)。19年夏に分譲開始し、入居予定時期は20年12月下旬。